ヤマトミクリ 大和実栗(大和三稜)

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Flora of Mikawa

ガマ科  Typhaceae ミクリ属

中国名 曲轴黑三棱 qu zhou hei san leng
学 名 Sparganium fallax Graebn.
ヤマトミクリの雄花
ヤマトミクリの雌花
ヤマトミクリの葉
ヤマトミクリ
花 期 7~8月
高 さ 50~120㎝
生活型 多年草
生育場所 池沼、溜池の浅水域
分 布 在来種  本州、四国、九州、中国、台湾、インド、インドネシア、ミャンマー、ニューギニア
撮 影 渥美町 泉ケ池   03.7.21
ミクリ科(Sparganiaceae)とされることもあった。
 地下茎により群生する。葉は幅8~15㎜、裏側に稜があり、葉の断面は三綾形。葉は海綿質で柔らかく、水面に浮くこともある。花茎は長さ15~17㎝、分枝せず、直立する。雌雄同株。上部につく5~9個の頭状花序は雄性、下部の3~6個は雌性。雌性花序は下部のもの以外は柄が主軸と融合し、腋生となり、無柄に見える。雄性花序も雌性花序も球形、雌性花序は果期には直径15~20㎜になる。果実は長さ5~6㎜の紡錘形、中央部がくびれる。2n=30。
 ナガエミクリは雌性花序の最下部の1~3個に柄がある。