ヤクナガイヌムギ  葯長犬麦
[中国名]

显脊雀麦 xian ji que mai

[英名] California brome, mountain brome
[学名] Bromus carinatus Hook. et Arn.
Ceratochloa carinata (Hooker et Arnott) Tutin.
イネ科  Poaceae   スズメノチャヒキ属
三河の植物観察
ヤクナガイヌムギ花序
ヤクナガイヌムギ小穂、葯
ヤクナガイヌムギ葉鞘
ヤクナガイヌムギ葉舌
ヤクナガイヌムギ基部
ヤクナガイヌムギ
ヤクナガイヌムギ小穂
ヤクナガイヌムギ内頴
ヤクナガイヌムギ芒
ヤクナガイヌムギ葉先
ヤクナガイヌムギ茎と葉
 ヤクナガイヌムギ Bromus carinatus(California brome, mountain brome)とノゲイヌムギ Bromus sitchensis (Alaska brome, sitka brome) は別種である。両種とも北アメリカに分布し、南アメリカ原産とするのは誤り。ノゲイヌムギは葉幅が1~4㎜と狭く、日本でよく見られるのはヤクナガイヌムギである。
 ヤクナガイヌムギ Bromus carinatus (California brome)
 葉は幅3~12㎜。葉鞘は無毛又は軟毛。葉舌は長さ2~3(4)㎜。花序は長さ9~40㎝、しばしば閉鎖花となる 。小穂は長さ20~40㎜、強く扁平、小花7~11個。第1苞頴は長さ6.5~12㎜、3~7脈。第2苞頴は長さ6~12㎜、5~9脈。開花時に黄色い葯が小花から垂れ下がる。葯は長さ(0.5)4~5㎜。護頴はイヌムギより幅が狭く、長さ(7)12~20㎜、有毛からざらつく程度、先が芒になり、芒の長さ(2)6~12(15)㎜。小花の内頴は護頴に比べて少し短い程度(護頴の3/4程度)。2n=56
 写真のものは芒が長さ5㎜、内頴が護頴よりやや小さく、葯が長さ3.5㎜であった。葉鞘に毛が無く、葉舌は長さ4㎜。葉は幅が最も広いものは16㎜、中折れしてほぼ直立し、葉先はボート形。
 ノゲイヌムギBromus sitchensis (Alaska brome)
 葉は幅1~4㎜。葉鞘は、無毛。葉舌は長さ3~4㎜。花序は長さ19~36㎝、下部の枝は長さ10~20㎝。小穂は長さ25~41㎜、強く扁平。葯は長さ6㎜まで。第1苞頴は長さ8~11㎜、3~5脈。第2苞頴は長さ10~13㎜、5~7脈。護頴は長さ12~15㎜、無毛ときに有毛、先が芒になり、芒の長さ5~10㎜。2n=42,56
 イヌムギ Bromus catharticus は葉鞘に毛が密生する。ただし毛のほとんどないものもある。芒の長さが1~2㎜、小花の内頴の長さが護頴の約半分以下。イヌムギは通常、閉鎖花ばかりで、葯が垂れ下がらないことが多いが、開花するものも確認されており、葯だけでは誤認しやすい。芒が普通ほとんどなく、短い芒がある場合は葉鞘と内頴を確認する必要がある。
[花期] 4~7月
[草丈] 50~100㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 道端、空地
[分布] 帰化種  北アメリカ原産
[撮影] 西尾市  13.5.8
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