イヌムギ  犬麦
[中国名] 扁穗雀麦 bian sui que mai
[英名] rescuegrass
[学名] Bromus catharticus Vahl.
イネ科  Poaceae  スズメノチャヒキ属
三河の植物観察
イヌムギ花序
イヌムギ葉耳
イヌムギ葉鞘と葉舌
イヌムギ茎
イヌムギ内頴
イヌムギ
イヌムギ小穂
イヌムギ小花
イヌムギ果実
イヌムギ未熟な果実
イヌムギ葉表
イヌムギ葉裏
 明治の初期に渡来したもの。世界の温帯~暖帯に広く分布し、日本でも野生化し、普通に見られる。閉鎖花ばかりつけ、葯が垂れ下がらないものと開花するものがあり、開花しないものがほとんどである。
 茎は太く、3~4本束生し、濃緑色、平滑。葉は幅4~10㎜の広線形、まばらに毛が生える。葉舌は長さ4㎜、白色の膜質。葉鞘は毛があり、下部の葉鞘では密生する。花序は長さ8~30㎝、の円錐状、まばらに小穂をつけ、先が垂れる。小穂は長さ15~30(40)㎜、幅8~10(11)㎜、強く扁平で、6~11個の小花を持つ。小花は内頴まで護頴がすっぽり包み込み、護頴の先が長さ1~2(4)㎜の短い芒となって尖る。護頴は長さ15~20㎜、内穎は護穎の長さの1/2弱である。内頴は緑色の2脈があり、間が凹み、果実の腹面も同じ様に凹む。葯は長さ0.3~0.6㎜、開花する株の葯は長さ3~5㎜。果実は線状長楕円形、先端が毛で被われる。2n=28,42,58
 ()内の数値は確認したものである。葉鞘に毛が密生するのが普通であるが、まれにほとんどないものもある。
 ヤクナガイヌムギは北アメリカ原産。開花時に黄色い葯が小花から垂れ下がる。芒が長く、葉鞘に毛が密生しない。また、全体に大きく、護頴の幅が狭く、内穎が護穎の長さの3/4以上と長い。イヌムギの開花するものも黄色い葯が垂れ下がるので、内頴を確認しないと誤認する。
 ノゲイヌムギも北アメリカ原産であり、ヤクナガイヌムギに小穂がよく似ていて、葉幅が狭い。過去にヤクナガイヌムギと混同されていた。
[花期] 5~7月
[草丈] 60~80㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 道端、荒地
[分布] 帰化種 南アメリカ原産
[撮影] 蒲郡市西浦町   02.4.29
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