ヤグルマギク  矢車菊
[別名] ヤグルマソウ 矢車草
[中国名] 矢车菊 shi chu ju
[英名] garden cornflower , bachelor's-button
[学名] Centaurea cyanus L.
Cyanus segetum Hill
キク科 Asteraceae (Compositae)  ヤグルマギク属
三河の植物観察
ヤグルマギクの花
ヤグルマギクの花横
ヤグルマギクの中心花
ヤグルマギクの総苞
ヤグルマギクの葉
ヤグルマギク
ヤグルマギクの果実
ヤグルマギクの痩果
 ヤグルマソウと呼ばれることも多いが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないよう注意が必要。ヤグルマギクは世界中で栽培され、アメリカやニュージーランドなどにも帰化している。日本には明治時代に入り、現在では道端や空き地などに逸出。
 茎や葉に白色の綿毛が生え、白っぽく見える。葉は長さ3~10㎝の線状披針形、下部では羽状に深裂する。頭花は直径約5㎝。小花は25~35個つき、舌状花はなく、すべて筒状花。外周に並ぶ花冠の大きな周辺花は不稔、長さ20~25㎜。中心花は花冠が小さく、稔性、長さ10~15㎜。原種の花色は濃青色で、ピンク、白、赤も栽培され、色々な花色の逸出が見られる。総苞は長さ12~16㎜の鐘形。総苞片は多列、覆瓦状に並び、縁が乾膜質になり、鋸歯がある。痩果は淡褐色、有毛、長さ2.5~3.5㎜。冠毛は剛毛状、淡褐色~褐色、不同長、長さ0.5~2.5㎜。2n=24
[花期] 4~7月
[草丈] 20~100㎝
[生活型] 1年草又は越年草
[生育場所] 道端,、空き地
[分布] 帰化種  ヨーロッパ、西アジア原産
[撮影] 蒲郡市 05.4.30

 ヤグルマギク属(広義)

  Family: Asteraceae - genus Centaurea

 1年草、2年草、又は多年草、高さ20~300㎝、無毛又は綿毛がある。茎は直立、射上又は広がり、1本又は枝分かれする。葉は根生葉と茎葉。葉柄は有又は無。下部の葉身は縁がしばしば±深裂(C. benedictaでは刺状)。上部の葉身は± 小さく、しばしば全縁。葉の表面は無毛~±綿毛があり、ときに、また、絨毛~剛毛~微軟毛があり、しばしば腺点がある。頭花は中心小花頭花(discoid)、円盤型頭花(disciform)又は輻射型頭花(radiant)、単生又は散房花序状に並ぶ。総苞は円筒形~卵形~半球形。総苞片は多数、6~多数の列につき、不等長、下部は密着し、体部の縁は全縁、上部は広がり、直立~開出し、普通、±歯状又は縁飾りがあり、線形~卵形の付属体があり、先に刺が有又は無。。花托は平ら、パレアは無く、剛毛がある。小花は10個~多数。外側の小花は普通、不稔、花冠は細く、不明瞭~かなり広がり、±左右相称。内側の小花は稔性、花冠は白色~青色~ピンク色~紫色~黄色、左右相称又は放射相称、しばしば筒とのどとの結合部で曲がる。裂片は線状長楕円形、鋭形。葯の基部は尾状、先の付属体は長楕円形。花柱は分枝する。融合部分は節に小さな毛があり、分離部分は小さい。痩果は±樽形、±つぶれ、平滑又はうねがあり、先は全縁(C. benedictaでは歯状)、無毛又は細かい1細胞の毛がある。付着痕は側面につく(エライオソームは有又は無)。冠毛は無又は± 宿存し、1~3列つき、平滑又は小さいとげがあり、硬い剛毛又は狭い鱗片状。x = 8, 9, 10, 11, 12, 13, 15。
 世界に約500種があり、ユーラシア、北アフリカに分布し、世界中に導入されている。
 Flora of Chinaでは属を genus Cyanus と分割している。

 類似属

【genus Centaurea】 ケンタウレア属(ヤグルマギク属)狭義
 1年草、2年草、多年草。葉は同色。頭花は異なる小花がつく 異形配偶 (heterogamous)、1~多数又は円錐花序状の散房花序又は円錐花序状の総状花序。総苞は球形~卵形~鐘形~椀形。総苞片は覆瓦状、先の付属体は長毛縁~刺状~薄膜状。小花は少数~多数。外側の小花は不稔、大きくなり、放射状又は内側の小花とほぼ同長。仮雄しべは無い。内側の小花は両性。花冠は黄色、白色、ピンク色、紫色。柱頭の枝は短い。痩果が2種類できる。外側の痩果の冠毛は剛毛状、普通、多列につき、まれに1列につき、宿存性又は早落性。内側の痩果の冠毛は短く、普通、鱗片状。
 世界に約300~450種があり、主に中央アジア、南西アジアや地中海沿岸に分布する。

【genus Cyanus】 ヤグルマギク属(狭義)
 1年草[又は多年草]。葉はクモ毛状、しばしば茎の上は脱落する。頭花は異なる小花がつく 異形配偶 (heterogamous)、茎の先や枝先につく。総苞は卵形。総苞片は長い脱落性の付属体があり、縁は縁毛又は歯状。小花は普通、青色、まれに白色、クリーム色、ピンク色又は紫色。周辺小花は不稔、普通、仮雄しべは無く、放射状、かなり大きくなる。痩果は軟毛があり、付着痕は基部に毛の房をもつ。冠毛は2型ある。内側の冠毛は外側の冠毛に似るが、外側の冠毛の最も内側の列のものよりはっきり短い。
 世界に25~30(44:THe Plant List)種があり、南西アジア、ヨーロッパ、地中海沿岸地域に分布する。中国にはヤグルマギク Cyanus segetum 1種が帰化。

【genus Amberboa】ニオイヤグルマ属
 1年草又は2年草。茎は直立、枝分かれは有又は無。葉は無分裂~頭大羽状分裂~ 羽状深裂、縁は全縁又は歯状。頭花は 異形配偶、茎頂や枝先に単生、ときに1個又は少数が基部付近に加わる。総苞は無毛又はまばらにクモ毛状。総苞片は覆瓦状、堅く~ほぼ堅く、中間の総苞片は広円形。内総苞片は先に薄膜状の付属体がある。外側の小花は1列、不稔、花冠が5~20個、裂ける。内側の小花は多数、両性、多列につく。花冠は黄色又は紫色。柱頭の枝は長い。痩果は絹毛状の絨毛があり、先は縁が小歯状。付着痕は明瞭な厚い縁をもつ。冠毛は1型、鱗片状、先が幅広になり、ざらつき、まれに欠く。
 世界に7種があり、中央アジア、南西アジアに分布する。

【genus Mantisalca】 キダチキツネアザミ属
 2年草又は多年草、高さ50~100㎝、刺は無い。茎は直立、分枝する。葉は根生葉と茎葉、葉柄は有(基部で)又は無。葉身は縁が ± 分裂(下部で)又は歯状又は分裂(上部で)、まばらに粗毛がある(根生葉及び下部の茎葉)又は無毛(上部の茎葉)。頭花は輻射型頭花、単生。総苞は卵形~球形、直径10~15㎜。総苞片は多数、6~8列につき、不等長、密着し、卵形、縁は全縁、先は鈍形~鋭形、狭い膜質の縁飾りがあり、それぞれ短い脱落性の刺をもつ。花托はパレアが無く、長い剛毛がある。小花は多数。外側の小花は中性、花冠は広がり、±放射状、±左右相称、仮雄しべがある。内側の小花は花冠が紫色(まれに白色)、放射状、筒部は非常に細く、のど部は狭い漏斗形、裂片は線形。葯は基部が尾状、先の付属体は長楕円形。花柱は枝があり、融合する部分は節に微毛があり、分離する部分は小さい。痩果は±樽形、±圧搾され、エライオソームのうねをもち、横に粗くなり、先に明瞭なカラーは無く、平滑、表面は無毛、基部の付着痕は斜め又は側面。冠毛は数列、外側の冠毛は硬く、ざらざらした剛毛、内側の冠毛は1個の鱗片。 x = 9, 10, 11。
 世界に4種あり、地中海沿岸に分布する。

【genus Plectocephalus】プレクトケファルス属
 1年草、高さ30~200㎝、刺は無い。茎は直立、分枝する。葉は根生葉と茎葉。葉柄は有又は無。葉身は全縁又は歯状、表面は微軟毛があり、小さな腺点がある。頭花は輻射型頭花、単生又は開いた集散花序状に並んでつく。花序柄は中空。総苞は卵形~半球形~鐘形、直径30~60㎜。総苞片は多数、8~10列につき、不等長、狭く、線形、密着し、全縁、先は広がり、直立又は広がり、狭三角形、縁飾りの付属体がある。花托は平ら、パレアは無く、剛毛がある。小花は多数、周辺小花は中性、花冠はピンク色~紫色、±左右相称 、長くなり、広がる。内側の小花は稔性、花冠はピンク色~紫色~クリーム色~淡黄色、左右相称又は放射相称、筒部とのどとのつなぎ目で±曲がる。筒部は長く、ごく細く、のど部は円筒形、裂片は線形。葯は基部が尾状、先の付属体は長楕円形。柱頭は枝がある。融合する部分は節に微毛があり、分離する部分は小さい。痩果は基部の付着痕が斜め(片側に小さなエライオソームをもち)、倒卵形、±樽形、±圧搾され、弱いうねがあり、無毛又は微軟毛、2細胞の毛がある。冠毛は落ちやすく、1~3列、硬く、小さな刺のある剛毛。 x = 13。
 世界に4種があり、北アメリカ、メキシコ、南アメリカ、アフリカに分布する。


 ヤグルマギク属の主な種と園芸品種

 1  Centaurea atropurpurea Olivier
   synonym Centaurea oliveriana DC.
 バルカン半島原産。
 多年草。高さ約75~80㎝。花は鮮やかな赤色~暗赤色。花期は6~8月。
品種) 'Alba'

 2  Centaurea bella Trautv.
   synonym Psephellus bellus (Trautv.) Wagenitz
 トルコ、ジョジア、アルメニア、アゼルバイジャン原産。英名はevergreen bachelor's button , evergreen knapweed , evergreen cornflower
 常緑多年草。高さ20㎝以下。茎は這い、地に接すると根を出す。葉は灰緑色~銀色、奇数羽状複葉、小葉は楕円形~卵形。花は紫ピンク色。花期は5~6月。
品種) 'Catherine' (v) , 'Katherine' (v)

 3  Centaurea benedicta (L.) L.  サントリソウ
 ヨーロッパ、アジア南西部~中部、北アフリカ原産。中国名は藏掖花 cang ye hua
1年草、高さ5~50㎝。茎は直立、普通、広い角度で分枝し、茎や枝に密に剛毛がある。葉は剛毛があり、多細胞の毛をもち、 羽状浅裂~羽状中裂、網状脈が目立ち、とくに下面で目立ち、縁は刺~刺のある歯がある。根生葉は葉柄がある。葉身は長楕円形、約長さ30㎝×幅8㎝、逆向き羽状分裂(runcinate)~羽状中裂、しばしば花時に枯れる。下部と中部の茎葉は葉柄があり、葉柄に翼があり、葉身は狭楕円形、上部の葉は小さくなり、羽状浅裂~羽状深裂、基部は漸尖、裂片は三角形~狭楕円状三角形~狭楕円形。上部の茎葉は無柄、基部が茎を抱き、茎まで短く狭くなる。最上部の葉は頭花から突き出る。頭花は少数~数個、まれに1個、茎頂や枝先に単生し、基部につく葉に隠れる。総苞は卵形、直径約2㎝㎝。総苞片は覆瓦状、4~5列につく。外総苞片は卵形、約長さ10㎜×幅5㎜、葉状、先は鋭形で尖、長さ3~6㎜の刺をもつ。中間の総苞片は楕円形~楕円状披針形~披針形、約長さ15㎜×幅3~6㎜、先は堅い、くし状に分かれた刺をもつ。内総苞片は線形、約長さ20㎜×幅2.5㎜。不稔の小花は糸状。花冠は淡黄色。痩果は円筒形、長さ約8㎜、明瞭な多くのうねがあり、無毛、先は縁が歯状。外側の冠毛は1列につき、長さ約1㎝、堅く、ざらざらする。内側の冠毛はかなり短く、縁毛~不明瞭なクモ毛がある。花期と果期は6~7月。2n=22。

 4  Centaurea calcitrapa L.  ムラサキイガヤグルマギク
 ヨーロッパ、アフリカ原産。英名はPurple star-thistle, caltrops, chausse-trappe
 1年草、2年草、短命の多年草、高さ20~100㎝。茎は1本~数本、しばしば丸いマウンド状になり、微軟毛~疎な綿毛。葉は微軟毛~疎な灰色の綿毛があり、±無毛になり、小さな樹脂腺点がある。下部の葉は葉柄があり、葉身は長さ10~20㎝、1~3回、羽状深列、ロゼットは刺があり、中間の茎葉は無柄、沿下せず、葉身は卵形、普通、長さ10㎝より小さく、裂片は狭い。上部の茎葉の葉身は線形~長楕円形、全縁~浅裂。頭花は円盤型頭花、単生又は葉のある集散花序状につく。花序柄は無又は短い。総苞は卵形、長さ15~20㎜×幅6~8㎜。主な総苞片は帯緑色又は麦わら色、卵形、縁が薄膜質、付属体は麦わら色、基部に刺状の縁飾りがあり、各先端は丈夫な広がった刺状、長さ10~25㎜。内総苞片は付属体が切形、刺が無い。小花は25~40個、花冠は紫色、全て±等しく、長さ15~24㎜。不稔の小花は細い。痩果は白色又は褐色の縞があり、長さ2.5~3.4㎜、無毛。冠毛は無い。2n = 20。花期は夏~秋(6~11月)。

 5  Centaurea cineraria L.  シラタエヤグルマギク
   synonym  Acosta cineraria (L.) Holub
 ヨーロッパ(イタリア)原産。英名はgray knapweed , dusty miller
 他q年草。高さ30~90㎝、基部は木質、密に灰色の綿毛がある。茎は1本~多数、上部又は全体に分枝し、翼は無い。下部の葉は長さ15~25㎝、浅裂又は1~2回、全裂し、先は普通、浅く、ほとんど分裂しない。花序は頭花が輻射型頭花、1~少数個つき、±花序柄がある。総苞は長さ10~30㎜、卵形、主な総苞片は±緑色~褐色、条線があり、先の付属体はわら色~黒色、鈍形~尖鋭形、縁飾りは次第に細くなる歯をもち、総苞片の上部の縁に沿着する。小花は多数、花冠は紫色。不稔の小花の花冠は中心小花より大きい。中心小花の花冠は長さ12~20㎜。果実は長さ±3.5㎜、タン色、細かい短毛がある。冠毛は剛毛、長さ0.5~2.5㎜、白色。2n=18.。花期は5~9月。栽培から逸出する。(Jepson eFlora)
 品種) Cirrus' , 'Colchester White', 'Silver Dust' , 'Silver Lace'

 6  Centaurea cyanoides (Wahlenb.) Wagenitz & Greuter
 イスラエル、ヨルダン、シリア、レバノン、キプロス原産。英名はBlue Deer , Syrian cornflower 。
 1年草、高さ10~20㎝。茎や葉は白毛に覆われ、銀白色、刺は無い。頭花は直径2~3㎝と小型。青花でヤグルマギクに似ているが、不稔の周辺小花は、数が少ない。中心小花は両性。痩果に冠毛が有り、脱落性で落ちた種子には冠毛が無い。花期は2~4月。学名が混乱しており、Cyanus triumfettii var.triumfettii と同一とする見解もある。オーストラリアで野生化したとされていたこともあるが、今は削除されている。
 品種) 'Blue Carpet' , 'Blue Moon' , 'Trailing Blue Carpet'

 7  Centaurea dealbata Willd.  ウラジロヤグルマギク
 コーカサス原産。英名はPersian cornflower , whitewash cornflower
 多年草、高さ60~75㎝、株立ちする(clump-forming)。根生葉は羽状分裂、長さ45~60㎝、上面は暗緑色、下面には帯白色の毛がある。茎葉は小さく、全縁、無柄。花は茎頂に密集してつき、ヤグルマギクの花に似て(Cornflower-like)、ラベンダー色~バラピンク色、直径5~7.5㎝。周辺小花は濃く、中心小花は淡色。花期は晩春~初夏。
品種) 'Steenbergii' , 'Steenbergii' variegated (v)

 8  Centaurea jacea L.  ヤグルマアザミ
 ヨーロッパ原産。英名は Brown knapweed、Brownray knapweed
 多年草、高さ30~150㎝。茎は1~少数、直立又は斜上、上部で開いて分枝し、絨毛~ざらつき、隔壁のある毛をもち、緩く綿毛があり、±無毛になる。根生葉と下部の茎葉は葉柄があり、葉身は倒披針形又は楕円形、長さ5~25㎝、縁は全縁又は浅い歯状~不規則な羽状分裂。上部の茎葉は無柄、沿下せず、次第に小さくなり、葉身は線形~披針形、全縁又は歯状。頭花は輻射型頭花、少数の花が散房花序状に配置し、葉状の苞があり、花序柄がある。花は直径2.5~3㎝。総苞は卵形~鐘形~半球形、長さ15~18㎜、普通、高さと幅がほぼ等しい。主は総苞片は披針形~卵形、緩く綿毛がるか又は無毛、普通、広がった付属体に隠れ、付属体は普通、淡褐色、直立、重なり、±凹面、普通、丸みがあり、縁は淡色、幅が広く、全縁~粗い歯状、膜質。内総苞片は先が切形、不規則な歯状又は分裂。小花は40~100+個、花冠は紫色(まれに白色)。不稔の小花の花冠は±広がり、稔性の小花の花冠より突き出し、稔性の小花の花冠は長さ15~18㎜。痩果はタン色、長さ2.5~3㎜、細かい毛がある。冠毛は無い。2n = 22, 44。花期は夏~秋(6~10月。)

 9 
Centaurea macrocephala Puschk. ex Willd.  キバナヤグルマギク
 ヨーロッパ東部、アジア西部原産。英名はGlobe centaurea, big-head knapweed, yellow bachelor’s button or cornflower。
 多年草、高さ50~170㎝。茎は普通、数本、直立し、不分枝又は上部で控えめに分枝し、毛に隔壁がある絨毛があり、薄くクモ毛状綿毛があり、上部は頭花まで中空。葉は短い絨毛と薄いクモ毛があり、±無毛になり、樹脂腺点がある。根生葉と下部の茎葉は葉柄が有り、葉身は倒披針形~狭卵形、長さ10~30㎝、縁は全縁又は浅い歯状。茎葉は無柄、短く沿下し、密集した下部~頭花までを除いてあまり小さくなく、葉身は披針形~卵形、長さ5~10㎝、全縁、しばしば±波打ち、先は鋭形。頭花は円盤型頭花(disciform)又は弱い輻射型頭花(radiant)、単生、花序柄は無く、小さくなった葉の束が基部に接してつく。総苞は卵形~半球形、長さ25~35㎜。総苞片は淡緑色又は麦わら色、卵形又は広披針形、無毛。付属体は直立又は開出し、褐色、薄膜質、急に広がり、幅1~2㎝、± 総苞片を被い、ギザギザの縁飾りがあり、ときに先端が長さ1~2㎜の弱い刺状に尖り、無毛。小花は多数、花冠は黄色。不稔の小花の花冠はわずかに広がり、長さ約4㎜。中心小花の花冠は長さ約3.5㎜。痩果は長さ7~8㎜。冠毛は多数の剛毛状の鱗片(平らになった剛毛)、長さ5~8㎜。2n=18 (Russia)。花期は夏(6~9月)。

 10  Centaurea melitensis L.  ヒレハリギク
 ヨ-ロッパ、アジア、アフリカ原産。英名はTocalote, Maltese star thistle or centaury, Napa thistle
 1年草、高さ10~100㎝、緩く、灰色の綿毛と絨毛があり、多細胞の毛をもち、ときに、細かくざらつき、細かい樹脂腺点がある。茎は1本~少数、上部で多数分枝する。根生葉と下部の茎葉は葉柄があり又は基部が狭くなり、普通、花時に無い。葉身は長楕円形~倒披針形、長さ2~15㎝、縁は全縁~歯状~羽状分裂。茎葉は長く沿下し、葉身は線形~長楕円形~倒披針形、長さ1~5㎝、全縁又は歯状。頭花は円盤型頭花(disciform)、1~少数個、枝先につき、単生又は葉のある散房花序状に配置され、ときに、上部の花軸に束生し、花序柄は無又は有。総苞は卵形長さ10~15㎜、緩く、クモ毛状綿毛に覆われ、又は無毛。主な総苞片は± 麦わら色、卵形。付属体は帯紫色、基部に刺状の縁飾りがあり、各先は細い刺になtり、長さ5~10㎜。内総苞片は付属体が全縁、先が鋭形又は刺状。小花は多数、花冠は黄色。不稔の小花の花冠は長さ10~12㎜、細く、目立たない。稔性の小花の花冠は長さ10~12㎜。痩果は光沢の無い鈍い白色又は淡褐色、長さ約2.5㎜、細かい毛がある。冠毛は多数、白色、不等長の堅い剛毛、長さ2.5~3㎜。2n = 24。花期はほとんどが春~夏(5~6月)。

 11  Centaurea nigra L.  クロアザミ
 ヨーロッパ原産。英名はBlack knapweed, lesser knapweed
 多年草、高さ30~150㎝。茎は1~少数、直利又は斜上、上部で開いて分枝し、絨毛~ざらつき、隔壁のある毛と緩い綿毛があり、±無毛になる。根生葉と下部の茎葉は葉柄がある。葉身は倒披針形又は楕円形、長さ5~25㎝、縁は全縁又は浅い歯状~不規則に羽状分裂する。上部の茎葉は無柄、沿下せず、次第に小さくなる。葉身は線形~披針形、全縁又は歯状。頭花は中心小花頭花、少数の頭がある散房花序に並び、葉状の苞のある花序柄の上につく。総苞は卵形~鐘形~半球形、長さ15~18㎜。普通、±高さと幅が同じ。主な総苞片は披針形~卵形、緩く綿毛があり又は無毛、基部は普通、広がった付属体により±隠され、付属体は直立し、重なり、暗褐色~黒色、平ら、縁はくし状に多数のワイアー状の裂片に全裂する。内総苞片は先が切形、不規則に歯状又は分裂する。小花は40~100+個、全て稔性、花冠は紫色(まれに白色)、長さ15~18㎜。痩果はタン色、長さ2.5~3㎜、細かい毛がある。冠毛は多数、黒色、不等長、ときに脱落性の剛毛、長さ0.5~1㎜。2n = 22, 44。花期は夏~秋(6~10月)。
品種) 'Breakaway' (v) , 'Elstead' , 'Mardi Gras' (v) , 'Waterfall White'

 12  Centaurea ruthenica Lam.
 ロシア南部、ルーマニア原産。英名はRussian knapweed , star thistle。中国名は欧亚矢车菊 。
 高さ75~120㎝。茎は直立し、わずかに分枝する。花は単生、頂生、淡黄色(イオウ黄色)~クリーム黄色。花期は7~8月。
品種) 'Alba'

 13  Centaurea scabiosa L.  ヒメタマボウキ
 ヨーロッパ原産。英名はGreater knapweed, hardheads,
 多年草、高さ30~150㎝。茎は1~数本、枝は斜上、無毛~±粗毛がある。葉は小さな剛毛があり、樹脂腺点がある。根生葉と下部の茎葉は葉柄がある。葉身は長さ10~25㎝、縁は普通、1~2回羽状分裂し、裂片は線形又は長楕円形になる。中間と上部の茎葉は小さく、全縁又は1回、全裂。頭花は単生又は少数が開いた集散花序につき、花序柄がある。総苞は卵形~半球形、鐘形になり、長さ15~25㎜。総苞片は暗緑色、卵形(外総苞片)~長楕円状披針形(内総苞片)、無毛又は細かいクモ毛があり、縁と直立する付属体は黒色、±上部の縁飾りは細い歯をもつ。内総苞片は褐色の薄膜質の、広がった微細不整歯のある 全裂する付属体をもつ。小花は多数、花冠は赤紫色(白色)。不稔の小花の花冠は長さ35~40㎜、しばしば目立って大きくなる、稔性の小花の花冠は長さ20~25㎜。痩果は褐色、長さ4.5~5㎜、微軟毛がある。冠毛は多数の不等長の堅い剛毛、白色、長さ4~5㎜。2n = 20 (Russia), 40。花期は夏(6~9月)
品種) 'Nell Hill'

 14  Centaurea solstitialis L.  イガヤグルマギク
 ヨーロッパ南部原産。英名はYellow or Barnaby star-thistle, St. Barnaby’s thistle,
 1年草、高さ10~100㎝。茎は1本又はしばしば基部から分枝し、丸い低木状になり、灰色の綿毛がある。葉は灰色の綿毛とざらざら~短い剛毛がある。根生葉と下部の茎はは葉柄があり、基部が幅狭くなり、普通、花時に無い。葉身は長さ5~15㎝、縁は羽状分裂又は全裂する。茎葉は長く沿下し、葉身は線形~長楕円形、長さ1~10㎝、全縁。頭花は円盤型頭花、単生し、開いた葉状に並び、長い花序柄がある。総苞は卵形、長さ13~17㎜、緩く、クモ毛状綿毛があり、又は無毛になる。主な総苞片は淡緑色、卵形、付属体は麦わら色~褐色、各々掌状の放射状に刺の束をもち、中央の刺は強く、長さ10~25㎜。内総苞片は付属体が薄膜状、鈍く又は急に刺の先端になる。小花は多数、花冠は黄色、全て、± 等長、長さ13~20㎜。不稔の小花は細く、目立たない。痩果は2形、長さ2~3㎜、無毛。外側の痩果は暗褐色、冠毛は無い。内側の痩果は白色~淡褐色、まだら、冠毛は多数、白色、不等長の剛毛、長さ2~4㎜、細かい。2n = 16。花期はほとんど夏~秋(6~10月)ときに通年。


【狭義のヤグロマギクから分割されたCyanus属】 含める見解もあり、これに従っている。
 1  Cyanus montanus (L.) Hill ヤマヤグルマギク  [Flora of China]
   synonym Centaurea montana L.  [Flora of North America]
 ヨーロッパ原産。英名はMountain cornflower or bluet,
 多年草、高さ25~80㎝、根茎から又は匍匐枝から。茎は1~数本、直立、1本か又は控えめに分枝し、絨毛があり、隔壁のある毛、単純毛の細いクモ毛状綿毛をもつ。葉は薄く、絨毛があり、± 綿毛があり、無毛になる。下部の葉は葉柄に翼があり、葉身は長さ10~30㎝、縁は全縁又は離れた歯状~羽状分裂。中間及び上部の葉は無柄、葉身は沿着し、卵形~長楕円形~披針形、全縁又は離れた小歯状。頭花は輻射型頭花、単生又は散房花序状に少数の頭花がつく。花序柄は長さ7㎝以下。総苞は卵形~±鐘形、長さ20~25㎜。主な総苞片は帯緑色、卵形~披針形、縁が薄膜質、付属体は圧着し、褐色~黒色、刺は無く、総苞片の縁に沿着し、縁飾りはくし状、微軟毛がある。最内部の内総苞片はときに付属体が無い。小花は35~60+個、不稔の小花は10~20個、花冠は青色(白色、紫色、ピンク色)、長さ2.5~4.5㎝、花冠筒部は長い。中心小花は25~40+個、花冠は紫色長さ約20㎜。葯は暗青紫色。痩果は±褐色、長さ5~6㎜、絹毛状。冠毛は剛毛、長さ0.5~1.5㎜。2n = 24 (Germany), 40 (Russia), 44 (France)。花期は夏(5~8月)
品種)  'Alba' , 'Amethyst' , 'Amethyst Dream' (PBR) , 'Amethyst in Snow' , 'Amethyst on Ice' , 'Black Sprite' , 'Blewit' , 'Blue' , 'Carnea' , 'Crinita' , 'Coerulea' , 'Elworthy Glacier' , 'Gold Bullion' , 'Gold Strike' , 'Grandiflora' , 'Horwood Gold' , 'Jordy' , 'Joyce' , 'Lady Flora Hastings' , 'Lavender Mist' , 'Lilac Heart' , 'Ochroleuca' , 'Parham' , 'Purpurea' , 'Purple Heart' , 'Purple Prose' , 'Rosea' , 'Violacea' , 'Violetta'

 2  Cyanus segetum Hill  ヤグルマギク [Flora of China]
   synonym Centaurea cyanus L.  [Flora of North America]
   synonym Centaurea pulcherrima Wight ex DC. is
 ヨーロッパ原産。世界に広く帰化。蓝花矢车菊 lan hua shi che ju 。英名はarden cornflower , bachelor's-button , European cornflower。
 1年草まれに2年草、高さ30~70㎝。茎は直立し、中間で分枝し、まれに分枝しない。茎や枝は灰白色の薄いクモ毛状の密綿毛に覆われる。葉は下面が灰白色でまばらに綿毛があり、上面は緑色~灰緑色、まばらにクモ毛がある。根生葉と下部の茎葉は葉柄があり、葉身は狭楕円状倒披針形~披針形、分裂しないか又は頭大羽状全裂、側裂片は1~3対、狭楕円状披針形~線状披針形~線形、縁は全縁、頂裂片は狭楕円状倒披針形、縁は小鋸歯縁。中間の茎葉は無柄、広線形~線状披針形、まれに、基部近くに、側切れ込みがあり、長さ4~9㎝×幅0.3~0.8㎝、基部は漸尖、縁は全縁、先は鋭形。上部の茎葉は中間の茎葉に形が似ており、上部ほど小さい。頭花は少数~多数、散房花序又は円錐花序につく。総苞は楕円形、直径5~13㎜、まばらにクモ毛がある。総苞片は約6列、付属体があり、付属体は帯褐色又は白色、薄膜質、長毛縁。外及び中間の総苞片は楕円形~狭楕円形、長さ3~6㎜×幅2~4㎜。内総苞片は楕円形、長さ10~11㎜幅3~4㎜。外側の小花は青色、白色、赤色、紫色、内側の小花より長い。内側の小花は青紫色。痩果は楕円形、長さ約3㎜、条線があり、まばらに軟短毛がある。冠毛は数列につき、ざらつく。外側の冠毛は剛毛状、長さ2~3㎜。内側の冠毛は剛毛状~狭い鱗片状、長さ1~2㎜。花期は2~8月。. 2n = 24, 48。
品種)  'Black Ball' , 'Blue Ball' , 'Blue Bottle' , 'Blue Diadem' , 'Blue Boy' , 'Classic Magic' , 'Florence Blue' (d) , 'Florence Pink' , Frosty Series , King Size Series , 'Midget Blue' , 'Midget Mixed' , 'Olof' , 'Pinkie' (d) , 'Plena' (d) , Polka Dot Series , 'Red Boy' , 'Silver Queen' , 'Snowman' , 'Tom Pouce Bleu' , 'Tom Pouce Rouge'
 3  Cyanus depressus (M.Bieb.) Sojak  シュッコンヤグルマギク [Flora of China]
 synonym Centaurea depressa M.Bieb.  [Flora of North America]
 南西アジア、中央アジア原産。英名はLow cornflower
 1年草、高さ20~60㎝。茎は普通、基部から数本~多数、広がり、± 先で開いて分枝し、緩く灰色の綿毛がありる。葉は±緩く灰色の綿毛があり、根生葉と下部の茎葉は葉柄があり、葉身は長楕円形、長さ5~10㎝、縁は全縁又は羽状中裂、頂裂片が最も大きく、先は鈍形。中間と上部の茎葉は無柄、線状披針形~長楕円形、葉身はあまり小さくなく、全縁、微突形。頭花は輻射型頭花、単生、花序柄がある。総苞は卵形~鐘形、長さ15~20㎜。総苞片は緑色、卵形(外総苞片)~長楕円形(内総苞片)、無毛、縁に直立する付属体は銀白色~褐色、薄膜状、縁飾りは細い歯、長さ1.5~2㎜をもつ。小花は25~35個。不稔の小花の花冠は広がり、暗青色、長さ25~30㎜、大きい。稔性の小花の花冠は紫色、長さ約15㎜。痩果は褐色、長さ4.5~6㎜、付着痕の近くは微軟毛があり、他は無毛。外側の列の冠毛は不等長、堅い剛毛、長さ2~8㎜。内側の列の冠毛は細い鱗片、長さ約1.5㎜。2n = 16 (Armenia)。花期は春~夏(5~6月)。

 4  Cyanus triumfettii (All.) Dostal ex A.Love & D.Love
   synonym  Centaurea triumfettii All.
   synonym  Centaurea montana Auct. ex Willk. & Lange i
 ヨーロッパ原産。英名はSquarrose Knapweed
 多年草。茎は直立又は斜上し、高さ10~70㎝、1本又は上部で少し分枝する。葉は分裂せず、狭い披針形。外側の小花はアズール青色(群青色)又は濃モーブ色(濃藤色)。内側の小花は明るい紫色。痩果は長さ5.5~6㎜×幅2.1~2.5㎜、円筒形、先は切形、短い白色の冠毛をもつ。冠毛は長さ1~3㎜。ときに発育不良になり、底のへそに毛があり、表面は平滑又はかすかに条線があり、わずかに光沢があるり、黄灰色。2n=22 , 44。花期は5~8月。
 品種) 'Blue Dreams' , 'Hoar Frost' , 'Rosea'

【その他類似種】
 Centaurea hypoleuca DC.⇒Psephellus hypoleucus (DC.) Boiss.
 品種) 'John Coutts'

【その他ハイブリッド】
品種)  'Caramia' , 'Classic Romantic' , 'Classic' Series , 'Copper Hybrid' , 'Phoenix Bronze' , 'Phoenix Hybrids' , 'Silver Feather' , 'Totnes Fat Lemon'


 ニオイヤグルマ属の主な種と園芸種

  Family: Asteraceae - genus Amberboa

 1  Amberboa amberboi (L.) Tzvelev  イエローサルタン
   synonym Centaurea suaveolens Willd.
 イラン、トルクメニスタン原産。英名はyellow sweet sultan
 1年草(2年草)、高さ20~60(100)㎝。 茎は直立し、1本、分枝が有又は無。葉は灰緑色。根生葉は頭大羽状分裂~羽状分裂。茎葉は羽状浅裂又羽状深裂。花は単生、頂生。花序柄は長い。花はニオイヤグルマギク(スイートサルタン)によく似ているが、花が黄色で大きく、直径6~8㎝。 頭花の総苞は直径1.2~2㎝、広卵形~ほぼ球形、初めはクモ毛があり、後に無毛になる。 冠毛は長さ4~6㎜。花期は1~5月。

 2  Amberboa moschata (L.) DC.  ニオイヤグルマギク(ニオイヤグルマ、スイートサルタン)
   synonym Centaurea moschata L.
 トルコ、アルメニア原産。英名はSweet-sultan
 茎は分枝し、枝は細い。葉身は倒披針形、長さ10~25㎝、縁は歯状~頭大羽状中裂。茎葉の葉身は線形~披針形、縁は歯状~羽状全裂、裂片は線状披針形。花序柄は長い。頭花は直径約5㎝。総苞は薄く毛がある。総苞片は緑色、円形、外側の総苞片は縁が薄膜状。内側の総苞片は長楕円形、薄膜質の付属体がある。小花は芳香があり、外側の小花は目立つ、広がった多くの裂片がある。痩果は暗褐色、長さ3.5~4㎜、無毛。冠毛は鱗片、長さ3.5~4㎜。2n=32(栽培種)。花期は冬~初夏(1~6月)。
品種) 'Dairy Maid' , Desert Star' (sweet sultan) . 'Imperialis' , 'The Bridge'


 プレクトケファルス属の主な種と園芸種

  Family: Asteraceae - genus Plectocephalus

 1  Plectocephalus americanus (Nutt.) D.Don  アザミヤグルマギク(アザミヤグルマ)
   synonym Centaurea americana Nutt.
 USA、メキシコ原産。英名はAmerican basketflower , powderpuff thistle , thornless thistle , American star-thistle。
 高さ50~200㎝。茎は普通、1本、控えめに分枝し、無毛、小さなざらざらと腺点がある。葉はざらつく。根生葉は無柄又は葉柄に翼があり、普通、花時に無い。葉身は倒披針形~狭倒卵形、長さ10~20㎝、縁は全縁又は控えめな小歯状。茎葉は無柄、普通、頭花の周りを除いてかなり小さく、葉身は卵形~披針形、ほとんどが長さ5~10㎝、全縁又は小鋸歯状。総苞は広半球形、長さ30~50㎜。総苞片は淡緑色、広楕円形(外総苞片)~線形(内総苞片)、先に直立~開出する付属体があり、帯白色~麦わら色(それほど多くないが、淡褐色~紫色)。縁飾りは9~15個の細い刺状の歯があり、長さ2~3㎜、歯には明瞭な縁毛は無く、中間で (4~)5~7(~8)対の裂片がある。表面は無毛又は疎なクモ毛状綿毛がある。中性小花の花冠はピンク紫色(まれに白色)、長さ35~50㎜、大きく、放射状。両性小花の花冠は帯ピンク色、長さ20~25㎜。痩果は灰褐色~黒色、長さ4~5㎜無毛又は基部近くに白色の毛がある。冠毛は剛毛、不等長、硬く、長さ6~14㎜。2n=26。花期は2~8月。
品種) 'Aloha' , 'Aloha Rosa'


 キダチキツネアザミ属の主な種と園芸種

  Family: Asteraceae - genus Mantisalca

 1  Mantisalca salmantica (L.) Briq. et Cavillier  キダチキツネアザミ
   synonym Centaurea salmantica L.
 地中海沿岸(ヨーロッパ、北アフリカ)原産。英名はDagger-flower。ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ(アリゾナ州)などに帰化。
 多年草。下部にクモ毛状の綿毛があり、上部は無毛になる。茎は普通1本、上部には葉が無い。根生葉の葉身は長楕円形、長さ10~25㎝、縁は羽状分裂。茎葉は線形~披針形、上部は小さく、歯状~羽状全裂、頭花は長い花序柄がある。総苞は卵形、上部が狭くなる。総苞片は帯緑色、麦わら色、先は帯黒色、刺状の先端は脱落性、開出又は反曲し、長さ1~3㎜。花冠は± 紫色(まれに白色)。痩果は暗褐色、長さ3~4㎜。冠毛は剛毛、褐白色又は帯赤色、長さ2~3㎜。 2n = 18 (Italy), 20 (North Africa), 22 (Europe).。花期は春~初夏(5~6月)。


 参考

1) GRIN
  Centaurea
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=2232
2) Flora of China
 Centaurea
  http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=106012
 Cyanus
  http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=108771
3) Flora of North America
 Centaurea
  http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=106012
 Amberboa
  http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=101284
 Plectocephalus
  http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=125862
 Mantisalca
  http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=119642
4)Plant Finder - Missouri Botanical Garden
 Centaurea dealbata
 http://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/
  PlantFinderDetails.aspx?kempercode=d514
5)Atlas of Seeds and Fruits of Central and East-European Flora
 p735
 https://books.google.co.jp/books?id=5vd_ZE7UDV8C&pg=PA735&lpg=PA735&dq=
   Cyanus+triumfettii+flora+of&source=bl&ots=tnqB21SeYu&sig=
   v50pvuNj20u2mbwnX8yYrjvVdDM&hl=ja&sa=X&ved=
   0ahUKEwi1t5HPwJvcAhWLUbwKHSquCZcQ6AEIWzAM#v=
   onepage&q=Cyanus%20triumfettii%20flora%20of&f=false
6)Amberboa amberboi
  Amberboa amberboi (L.) Tzvel.
 http://mnp.am/red_book_fauna/eng/p88.html
7)Centaurea cyanoides | Botany Photo of the Day
 Centaurea cyanoides
 http://botanyphoto.botanicalgarden.ubc.ca/2008/02/centaurea_cyanoides/
8) Centaurea cyanoides(ヘブライ語)
  A blue roll
 https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=iw&tl=en&u
  =https%3A%2F%2Fhe.wikipedia.org%2Fwiki%2F%D7%93%D7%
  A8%D7%93%D7%A8_%D7%9B%D7%97%D7%95%D7%9C
9) Centraurea cyanoides  
 Centraurea cyanoides
 https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=iw&tl
  =en&u=http%3A%2F%2Fwww.tokeep.co.il%2Findex.php%
  3Foption%3Dcom_tokeep%26view%3Darticle%26id%3D562789fb0f053a17108b4567
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