ウスベニツメクサ 薄紅爪草
Flora of Mikawa
ナデシコ科 Caryophyllaceae ウシオツメクサ属
中国名 | 无翅拟漆姑 wu chi ni qi gu |
英 名 | red sand spurry , roadside sand spurry , sand spurry |
学 名 | Spergularia rubra (L.)J.Presl et C.Presl. |
花 期 | 3~9月 |
高 さ | 4~25㎝ |
生活型 | 1年草又は多年草 |
生育場所 | 海岸、道端 |
分 布 | 帰化種 中国、インド、アフガニスタン、カザフスタン、西アジア、ロシア、ヨーロッパ、北アフリカ原産 |
撮 影 | 西尾市(旧吉良町) 02.3.23 |
ウスベニツメクサはアメリカやオーストラリアなどの海岸にも帰化している。外部から砂を入れた宮崎海岸の砂浜に多い。花は3月から見られるが、天気の悪い日には花は開かない。全体に白緑色。茎は基部から分枝し、地を這って広がることが多く、先端が立ち上がる。場所によっては基部から斜上する。茎の上部は線毛が多く、白緑色。茎の下部は無毛で、赤色を帯び、直径0.3~0.6㎜。葉はやや多肉質で2~4個が房状に対生(偽輪生)し、長さ4~25㎜の線形。葉の長さは変化が多い。葉の腺毛はまばらか又は無毛。托葉は白く、先が鋭い披針形で、基部もほとんど合着しないのが特徴。花は全体に淡紅色(中心部がやや白くなることもある。)、直径約5㎜。雄しべは6~10(普通10又は8)個。花柱は3個。萼片は長さ2~3.2㎜、腺毛が多い。蒴果は長さ3.5~5㎜、萼の長さの1~1.2倍。種子は長さ0.4~0.6㎜、赤褐色~暗褐色、周囲だけに円柱形の突起がある。2n=18,27,36,54
混同されやすい類似種にウシオツメクサ(S. marina) 、ウシオハナツメクサ(S. bocconii)がある。
混同されやすい類似種にウシオツメクサ(S. marina) 、ウシオハナツメクサ(S. bocconii)がある。