ウシオハナツメクサ 潮花爪草
Flora of Mikawa
ナデシコ科 Caryophyllaceae ウシオツメクサ属
別 名 | オオウシオツメクサ |
英 名 | Boccon's sand-spurrey , Boccone's Sand Spurry |
学 名 | Spergularia bocconii (Scheele) Asch. et Graebn. |
花 期 | 3~10月 |
高 さ | 5~20㎝ |
生活型 | 1年草又は多年草 |
生育場所 | 海岸の湿った砂地 |
分 布 | 帰化種 ヨーロッパ原産 |
撮 影 | 一色町 05.10.1 |
カリフォルニア大学バークレー校のJepson Manualと神奈川県植物誌2001とで一部解説が異なっている。Jepson Manual Online によると雄しべの数は次のとおり。
茎は下部では赤色を帯び、下部の直径0.5~1㎜、腺毛が多い。葉は長さ1~4.5㎝、幅0.4~1㎜、腺毛があり、対生し、多肉質、葉の上面がほぼ平状の半円柱状の線形。托葉 は長さ1.5~4.5㎜、鈍い白色~黄褐色、基部で高く合着し、下部は筒状になり、裂片は三角形、先が尖る。ウシオツメクサ属はツメクサ属のように葉と托葉とが合着しない。花序の葉は花柄より短い。花は普通、淡紅色で花弁の基部が白い。雄しべは3~5個。花柱は3個。萼片は長さ1.9~2.5(萼5~6)㎜、基部に黒い班点がある。蒴果は長さ2.7~5.3㎜、萼の長さの1~1.2倍。種子は長さ0.4~0.6㎜、種子全体にキヌイトツメクサによく似た円柱形の突起があり、淡褐色。
混同されやすい類似種にウシオツメクサ S. marina 、ウスベニツメクサ S. rubra がある。
ウシオツメクサは茎や葉にほとんど腺毛がなく、花の紅色が薄いか又は白色。また、托葉の裂片が広い三角形。 しかし、Flora of Chinaではウシオツメクサは茎に毛が密にあるとし、PlantNETではウシオツメクサは茎や葉に毛があり、ウシオハナツメクサは普通、無毛としている。毛の量には変化があるのか混同されているのかは不明。
ウスベニツメクサは花弁の基部が白くならず、托葉が白色で、托葉の基部が筒状にならない。
1 ウシオツメクサ 2~5個(神奈川県植物誌:記載なし、野に咲く花:5個、Flora of China:2~5個、PlantNET:ほとんど4個)
2 ウシオハナツメクサ 8~10個(神奈川県植物誌:3~5個、PlantNET:普通2~5個)
3 ウスベニツメクサ 6~10個(神奈川県植物誌:10個、PlantNET:普通8個)。
雄しべの数は神奈川県植物誌のものと一致していると思われる。茎は下部では赤色を帯び、下部の直径0.5~1㎜、腺毛が多い。葉は長さ1~4.5㎝、幅0.4~1㎜、腺毛があり、対生し、多肉質、葉の上面がほぼ平状の半円柱状の線形。托葉 は長さ1.5~4.5㎜、鈍い白色~黄褐色、基部で高く合着し、下部は筒状になり、裂片は三角形、先が尖る。ウシオツメクサ属はツメクサ属のように葉と托葉とが合着しない。花序の葉は花柄より短い。花は普通、淡紅色で花弁の基部が白い。雄しべは3~5個。花柱は3個。萼片は長さ1.9~2.5(萼5~6)㎜、基部に黒い班点がある。蒴果は長さ2.7~5.3㎜、萼の長さの1~1.2倍。種子は長さ0.4~0.6㎜、種子全体にキヌイトツメクサによく似た円柱形の突起があり、淡褐色。
混同されやすい類似種にウシオツメクサ S. marina 、ウスベニツメクサ S. rubra がある。
ウシオツメクサは茎や葉にほとんど腺毛がなく、花の紅色が薄いか又は白色。また、托葉の裂片が広い三角形。 しかし、Flora of Chinaではウシオツメクサは茎に毛が密にあるとし、PlantNETではウシオツメクサは茎や葉に毛があり、ウシオハナツメクサは普通、無毛としている。毛の量には変化があるのか混同されているのかは不明。
ウスベニツメクサは花弁の基部が白くならず、托葉が白色で、托葉の基部が筒状にならない。