ウシオハナツメクサ  潮花爪草
[別名] オオウシオツメクサ
[英名] Boccon's sand-spurrey , Boccone's Sand Spurry
[学名] Spergularia bocconii (Scheele) Asch. et Graebn.
ナデシコ科 Caryophyllaceae  ウシオツメクサ属
三河の植物観察
ウシオハナツメクサの花
ウシオハナツメクサの花序
ウシオハナツメクサの托葉
 カリフォルニア大学バークレー校のJepson Manualと神奈川県植物誌2001とで一部解説が異なっている。Jepson Manual Online によると雄しべの数は次のとおり。
ウシオツメクサ 2~5個(神奈川県植物誌:記載なし、野に咲く花:5個、Flora of China:2~5個、PlantNET:ほとんど4個)
ウシオハナツメクサ 8~10個(神奈川県植物誌:3~5個、PlantNET:普通2~5個)
ウスベニツメクサ 6~10個(神奈川県植物誌:10個、PlantNET:普通8個)。
 雄しべの数は神奈川県植物誌のものと一致していると思われる。
ウシオハナツメクサ
ウシオハナツメクサ果実と種子
 茎は下部では赤色を帯び、下部の直径0.5~1㎜、腺毛が多い。葉は長さ1~4.5㎝、幅0.4~1㎜、腺毛があり、対生し、多肉質、葉の上面がほぼ平状の半円柱状の線形。托葉 は長さ1.5~4.5㎜、鈍い白色~黄褐色、基部で高く合着し、下部は筒状になり、裂片は三角形、先が尖る。ウシオツメクサ属はツメクサ属のように葉と托葉とが合着しない。花序の葉は花柄より短い。花は普通、淡紅色で花弁の基部が白い。雄しべは3~5個。花柱は3個。萼片は長さ1.9~2.5(萼5~6)㎜、基部に黒い班点がある。蒴果は長さ2.7~5.3㎜、萼の長さの1~1.2倍。種子は長さ0.4~0.6㎜、種子全体にキヌイトツメクサによく似た円柱形の突起があり、淡褐色。
 混同されやすい類似種にウシオツメクサ S. marina 、ウスベニツメクサ S. rubra がある。
 ウシオツメクサは茎や葉にほとんど腺毛がなく、花の紅色が薄いか又は白色。また、托葉の裂片が広い三角形。 しかし、Flora of Chinaではウシオツメクサは茎に毛が密にあるとし、PlantNETではウシオツメクサは茎や葉に毛があり、ウシオハナツメクサは普通、無毛としている。毛の量には変化があるのか混同されているのかは不明。 
 ウスベニツメクサは花弁の基部が白くならず、托葉が白色で、托葉の基部が筒状にならない。 
[花期] 3~10月
[草丈] 5~20㎝
[生活型] 1年草又は多年草
[生育場所] 海岸の湿った砂地
[分布] 帰化種  ヨーロッパ原産
[撮影] 一色町  05.10.1
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