ウメバチソウ  梅鉢草
[中国名] 多枝梅花草 duo zhi mei hua cao
[英名] grass of parnassus
[学名] Parnassia palustris L. var. multiseta Ledeb.
Parnassia palustris L. var. palustris
ニシキギ科 Celastraceae  ウメバチソウ属
三河の植物観察
ウメバチソウ花
ウメバチソウ腺体
ウメバチソウ花裏
ウメバチソウ葉
ウメバチソウ
 ウメバチソウは仮雄蕊(かりゆうずい) staminode の先が糸状に分裂し、黄色の腺体がつく。この腺体の数によって、エゾウメバチソウ var. palustris とウメバチソウ var. multiseta に分類されているが、中間のものもあり、var. palustrisに統合し、エゾウメバチソウをウメバチソウの別名とする見解がある。APG分類ではユキノシタ科 Saxifragaceae からニシキギ科へ移された。
 和名は花の形が梅の花に似ていることから。根生葉は長い柄があり、長さ2~4㎝の広卵形で花期にはなくなる。茎葉は、花茎の中間に1枚だけつく。葉は無柄で基部は茎を抱き、葉の中間から花茎が出ているように見える。花は直径約2㎝の白色5弁花。太いのが雄しべで、梅の雄しべのように見えるのは仮雄蕊(かりゆうずい) の先が糸状に分裂し、黄色の腺体がついたものである。腺体の数によって判別し、ウメバチソウは仮雄蕊1本に12~22(15~22)個。2n=18, (27), 36
 基本変種のエゾウメバチソウ var. palustris はヨーロッパ、北アジア、アラスカに分布し、英名 Alaska grass of Parnassus、中国名は梅花草 mei hua cao という。 仮雄蕊の腺体は(7)9~11(14)個。
 コウメバチソウ var. tenuis は小型の高山型。北アメリカにも広く分布する。仮雄蕊の腺体は7~11個。
 ヒメウメバチソウ Parnassia alpicola は仮雄蕊の先が3~5に分裂し、腺体がない。
[花期] 8~10月
[草丈] 10~40㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿地
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア
[撮影] 新城市  07.11.9
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