トウゴクマムシグサ  東国蝮草
[学名] Arisaema koidzumianum Kitam.
サトイモ科 Araceae  テンナンショウ属
三河の植物観察
トウゴクマムシグサ花
トウゴクマムシグサ付属体
トウゴクマムシグサ花2
トウゴクマムシグサ
トウゴクマムシグサ葉
 テンナンショウ属は中間型も存在し分類が難しく、マムシグサArisaema japonicum Blume 1種にまとめるという見解が示され、分類に混乱をきたしている。最近の愛知教育大学の芹沢教授などの見解を採用している神奈川県植物誌に従った。
 葉は2個、小葉は長さ15~25㎝の長楕円形、7~9個つく。仏炎苞は緑色~紫色、筒部は長さ5~6㎝、筒口部は少し曲がって耳状となる。舷部はあまり長くならず、長さ6~8㎝。仏炎苞の中にある付属体は先端がまっすぐな棍棒状、直径3.5~8㎜、頭状にならない。
 オオミミテンナンショウは筒口部の耳が葉状に拡大し、学名はこれに与えられたものであった。筒口部の形状以外が一致するものも含めてトウゴクマムシグサとし、この学名としている。
 ミミガタテンナンショウは最外側の小葉の基部の外側が幅広くなる。仏炎苞は褐紫色~暗紫色、筒口部の耳が幅1~2㎝と広い。
 ホソバテンナンショウは小葉が披針形~線状披針形、9~19個つく。仏炎苞は緑色、筒部が細く、筒口部は幅広く反り返る。
 三河地方に多いスルガテンナンショウは付属体の先が鍵状にくびれる。
 ムラサキマムシグサやその品種であるカントウマムシグサは付属体の先が頭状に膨れる。
[花期] 4~6月
[草丈] 30~60㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿った林内
[分布] 在来種 本州(中部内陸地、東北南部、近畿地方西)
[撮影] 設楽町 06.5.30
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