シャクチリソバ 赤地利蕎麦

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Flora of Mikawa

タデ科 Polygonaceae ソバ属

別 名 ヒマラヤソバ
中国名 金荞 jin qiao
英 名 tall buckwheat
学 名 Fagopyrum dibotrys (D.Don) H.Hara
 synonym Fagopyrum cymosum (Trevis.) Meisn.
シャクチリソバ花序
シャクチリソバ花
シャクチリソバ花横
シャクチリソバ托葉鞘
シャクチリソバ未熟な果実
シャクチリソバ未熟な果実2
シャクチリソバ
シャクチリソバ葉
シャクチリソバ葉
シャクチリソバの果実
花 期 7~10月
高 さ 30~100㎝
生活型 多年草
生育場所 畑、草地
分 布 帰化種  中国、インド、ブータン、ネパール、ミャンマー、ベトナム原産
撮 影 幸田町  06.7.22
ソバは3ヶ月で成長する1年草だが、シャクチリソバは多年草である。ソバよりあとから日本に入り、栽培されていたものが野生化した。ヨーロッパにも帰化している。
 多年草。根茎は黒褐色、頑強、木質。茎は直立、緑色~帯褐色、高さ40~100㎝、分枝多く、条線があり、無毛、中空。葉柄は長さ2~10㎝。葉身は長さ4~12 ㎝、幅3~11㎝の三角形、両面に乳頭状突起があり、葉の基部は鉾形に近く、全縁、先は尖鋭形。托葉鞘は褐色、長さ5~10㎜、膜質、斜形、先は切形、縁毛はない。花序は頂生又は腋生、散房花序。苞は卵状披針形、長さ約3㎜、縁は膜質、先は鋭形、苞ごとに花が4個、まれに6個つく。花柄は苞と等長、中間に関節がある(articulate)。花被は白色。花被片は狭楕円形長さ約2.5㎜。雄しべは突き出ない。二型花柱性。花柱は分離し、柱頭は宿存性の花被から突き出て、頭状、、光沢が無い。痩果は黒褐色、鈍く、広卵形、長さ6~8㎜、3稜形、ときに狭い翼があり、角は平滑~さざ波状、先は鋭形。花期は4~10月。果期は5~11月。2n=24,32。
 ソバは葉が三角形~五角形、花序が短く、花柄が苞より長く、中間に関節が無い。果実がやや小さく、卵形の3稜形。