シャク  
[別名] コジャク、ヤマニンジン
[中国名] 峨参 e shen
[英名] wild chervil , cow parsley
[学名] Anthriscus sylvestris (L.) Hoffm.
セリ科 Apiaceae (Unbelliferae)  シャク属
三河の植物観察
シャクの花
シャクの小総苞横
シャクの小総苞
シャクの小総苞
シャクの子房と小総苞
シャクの茎断面
シャクの茎
シャク
シャクの花序
シャク未熟な果実
シャク葉表
シャク葉裏
 世界の分布は広く、南北アメリカに帰化している。根が薬用に使われ、栽培されている国もある。柔らかい葉は食べられる。
 茎は中空、直立して、よく分枝し、無毛又は下部に毛がある。葉は基部の葉柄は長さ10~30㎝、葉鞘は長さ約4㎝、幅約1㎝。葉身は長さ10~30㎝、2 回3出複葉。小葉は細かく深裂する。一次小葉片は長さ4~12 ㎝、幅2~8㎝、卵形~楕円状卵形、小葉柄があり、最終小破片は長さ1~3㎝、幅0.5~1.5㎝、卵形~楕円状卵形、鋸歯縁。葉質は柔らかく、縁と葉裏の脈上に開出毛がある。上部の茎葉はほぼ無柄。茎頂に複散形花序を出し、小さな白色の花を多数つける。大散形花序の柄は4~15本、不同長、無毛。散形花序は幅2.5~8㎝、小総苞は5~8個、卵形~披針形、先が尖り、縁毛があり、開花後、次第に反曲する。花弁は白色、5個、外側の花弁が大きく、大きさが不揃い。子房は無毛。果実は長さ6~8㎜の披針形、短い嘴があり、花柱が残り、平滑で光沢があり、黒緑色に熟す。2n=16
 ドクニンジン Conium maculatum (poison hemlock) はヨーロッパ原産。中国、北アフリカ、北アメリカなどに帰化し、日本でも全国的に広がりつつある。花がよく似ている。花期は7~9月、全体に悪臭があり、有毒。茎や葉柄に紫紅色の斑点がある。果実は無毛、幅が広く、分果はほぼ球形、直径約3.5 ㎜。
 ノハラジャク Anthriscus caucalis はやや小型、大散形花序の柄は3~6本、長さ1~2.5㎝m無毛、花はまばらにつく。小総苞は全縁、反曲する。花弁が狭く、ヤブジラミのように子房に短毛がある。果実は長さ3~4㎜の卵形、短い鉤状の刺毛がある。2n=14
 ヤブジラミ Torilis japonica は花期が同じ。果実に長い湾曲した刺を密生。
[花期] 4~5月
[草丈] 60~150㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿った草地
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア、インド、ネパール、パキスタン、東ヨーロッパ、アフリカ
[撮影] 豊橋市  15.4.16
東栄町  05.5.15
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