セトガヤ 瀬戸茅、背戸茅

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae スズメノテッポウ属

中国名 日本看麦娘 ri ben kan mai niang
英 名 Japanese foxtail
学 名 Alopecurus japonicus Steud.
セトガヤの穂
セトガヤの小穂
セトガヤの葉舌
セトガヤの小穂拡大
セトガヤ
セトガヤ小花
セトガヤの果実
花 期 4~5月
高 さ 25~60㎝
生活型 2年草
生育場所 水田
分 布 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国
撮 影 幡豆町  07.5.2
全体に無毛、平滑。茎は直立し、叢生する。葉は長さ4~15㎝、幅4~6㎜の線形、先端が指頭状。葉舌は卵形。最上部の葉鞘は花序を包む。花序は長さ3~6㎝、幅5~8㎜の円柱状、スズメノテッポウと形がよく似ている。小穂は淡黄緑色、長さ5~6㎜の扁平な狭卵形。第1、第2苞頴は同形、3脈があり、中央脈に毛がある。護頴の芒(のぎ)は背面の中央のやや基部寄りから出て、長さ7~10㎜あり、小穂の外へ5~7㎜ほどつき出して、目立つ。葯(やく)は長さ約1㎜、白色。果実は長さ約2㎜の左右が狭い扁平。
 外来のオオスズメノテッポウは大型で、短い根茎があり、葉舌が切形、花序が8~9㎝と長く、小穂が長さ4~5㎜の長楕円形、護頴に5脈がある。また、葯が長さ2㎜以上あり、黄色~紫褐色。
 スズメノテッポウは葯が黄~黄褐色。小穂が小さく、芒はわずかに小穂の外へ出る程度である。