オヤブジラミ 雄藪虱

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Flora of Mikawa

セリ科 Apiaceae ヤブジラミ属

中国名

窃衣 qie yi

英 名 rough hedgeparsley
学 名 Torilis scabra (Thunb.) DC.
オヤブジラミの花
オヤブジラミの花横
オヤブジラミの果実
オヤブジラミの茎
オヤブジラミ
オヤブジラミ葉
オヤブジラミの完熟した果実
花 期 4~5月
高 さ 30~70㎝
生活型 2年草
生育場所 野原、道端
分 布 在来種 日本全土、朝鮮、台湾、中国
撮 影 蒲郡市西浦町  02.4.29
ヤブジラミによく似ていてやや果実が大きく、黒色に熟す。北アメリカに帰化。
 茎は直立し、紫色を帯び、下向きの短毛が多い。葉は長さ2~15㎝、幅2~8㎝、2~3回羽状複葉、小葉は深裂し、先が尖り、紫色を帯びる。葉柄は長3~10㎝。葉柄や葉身に上向きの短い伏毛が多い。花は複散形花序につき、大散形花序の柄は2~5本と少なく、総苞片0~2個。小花柄は長短不揃い。花弁は5個、やや長短があり、白色~淡紅紫色。果実は長さ4.5~6(6~8)㎜の長楕円形、白色の伏した短毛があり、先だけがカギ状に曲がった刺が紅紫色を帯び、熟すと黒色になる。2n=16。
 ヤブジラミは花期がやや遅く、花数が多い。オヤブジラミの果実が熟すころに開花し始める。葉の裂片がやや幅広。果実はやや小さく、短毛が少なく、果実の刺が白色で、基部から湾曲する。果実は淡褐色に熟す。