オオウシノケグサ 大牛の毛草

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae ウシノケグサ属

中国名 紫羊茅 zi yang mao
英 名 red fescue
学 名 Festuca rubra L.
オオウシノケグサ花序
オオウシノケグサ葉耳
オオウシノケグサ果実
オオウシノケグサ基部の鞘
オオウシノケグサ根
オオウシノケグサ
オオウシノケグサの小穂
オオウシノケグサの小花
オオウシノケグサの葉先
オオウシノケグサの葉
花 期 5~9月
高 さ 30~80㎝
生活型 多年草
生育場所 (在来種)海岸近くの丘陵地
(帰化種)道端、荒地、草地
分 布 在来種 北海道、本州(中部地方以北)
帰化種 北メリカ原産など世界中に広く分布
撮 影 豊川市  11.6.8
本州中部地方以北に在来種がもともとあり、砂防緑化に使用された帰化種が全国的に広がっている。
 多年草、高さ30~80㎝。根茎はほとんどなく、茎は直立して叢生し、無毛。葉は幅が狭く、普通、2つに折れて断面が三角形状、幅1㎜以下の糸状、平らになっても3㎜以下である。葉は茎に比べ短く、6~30㎝である。葉舌は膜質、短い切形。葉耳はあまり発達しない。茎頂に長さ5~20㎝の円錐花序を伸ばし、まばらな枝に小穂をつける。花序枝がザラつき、花序の下に刺針や短毛はなく、あってもかすかである。小穂は長さ9~10(5~15)㎜、小花が3~6(10)個つく。第1苞頴は長さ2.5~3.5(3~5)㎜、第2苞頴は長さ3.5~4.5(4~6)㎜。護頴は平滑またはザラつき、長さ4~6㎜、長さ1~3.5㎜の芒がある。葯は長さ2~3.5㎜。果実は長さ約3㎜。新芽が葉鞘を突き破って出る(extravaginal:シュートは外鞘的)。2n=14,21,28,42,49,53,56,64,70、2n=42(日本)。
 ウシノケグサは新芽が葉鞘を突き破って出ることがなく、花序の下に刺針や短毛があり、、護頴の長さが5㎜以下。
 道端に多いヒロハノウシノケグサオニウシノケグサは葉が平らで、幅が約3㎜以上あり、三日月形(falcate:かま形ともいう)の葉耳がある。これらはドクムギ属に分類されるようになった。

ウシノケグサ属

  family Poaceae - genus Festuca

 多年草、房状になり、シュートは内鞘的(intravaginal:新しい稈は必ず葉鞘の中から上へ伸び出し、葉鞘の基部を破って横に伸び出すことはない)または外鞘的(extravaginal:新しい稈の一部は業鞘の基部を破って外に伸び出し匍匐茎や地下茎となる)。葉鞘の縁は普通、分離し、まれに合着し、ときに、葉耳がある。葉身は折り畳まれ~二つ折りで糸状、ときに平らになる。葉舌は膜質。花序は開き、狭まり、または穂状花序状の円錐花序。 小穂は2~数個の小花をもつ。最上部の小花は普通、退化する。小軸(rachilla)は普通、ザラつき、まれに平滑または毛がある。苞頴の上と小花の間で関節で離れる(disarticulating)。苞頴は普通、不等長、草質~薄膜質、まれにほぼ革質、第1苞頴(lower glume)はしばしば小さく、1脈がある。第2苞頴(upper glume)は普通、最下の護頴(lemma)より短く、3(~5)脈がある。護頴(lemmas)は普通、苞頴に質が似ており、しばしばほぼ革質で、少なくとも古くなるとほぼ革質で、普通、±側部が扁平だが、竜骨は無く、少なくとも基部に向かって背が丸く、普通、5脈があり、脈はときに明瞭、先は尖鋭形、全縁またはノッチがあり、芒が有または無。内頴(palea)は護頴にほぼ等しく、竜骨はザラつき、まれに平滑。雄しべ3本。子房は無毛または頂部に毛がある。穎果は長円形または線形、普通、腹側に溝があり、普通、護頴や内頴から分離する。へそは長い線形。x=7。
 世界に約450種あり、世界中の温帯地域に分布し、山頂の熱帯地方にまで広がる。

ウシノケグサ属の主な種と園芸品種

1 Festuca actae Connor
 ニュージーランド原産。
品種) 'Banks Peninsula' , 'Banks Peninsula Blue'

2 Festuca amethystina L.
 ヨーロッパ中部~南東部、トルコ原産。
品種) 'Aprilgrün' , 'Bronzeglanz'

3 Festuca arizonica Vasey アリゾナウシノケグサ 
 USA、メキソコ、ベネズエラ原産。英名はArizona fescue , mountain bunchgrass , pinegrass。

4 Festuca arvernensis Auquier, Kerguélen & Markgr.-Dann.
  synonym Festuca glauca Lam.
 フランス原産。英名はblue fescue
品種) 'Amibla'PBR , 'Auslese' , 'Azurit' , 'Banks Peninsular Blue' , 'Beyond Blue' , 'Blaufuchs' , 'Blauglut' , 'Blausilber' , 'Blauspatz' , 'Blue Fox' , 'Blue Glow' , 'Blue Select' , 'Blue Whiskers' , 'Bofinger' , 'Boulder Blue' , 'Cool as Ice' , 'Eisvogel' , 'Elijah Blue' , 'Euchre' , 'Golden Toupee' , 'Harz' , 'Ice Blue' , Intense Blue ('Casblue'PBR) , 'Meerblau' , 'Pallens' , Sea Blue , 'Sea Urchin' , 'Seeigel' , Select , 'Seven Seas' , 'Silberreiher' , 'Solling' , 'Uchte' , 'Zwergenkönig'

5 Festuca auriculata Drob.
  synonym Festuca auriculata Drob. subsp. mollissima (V.I.Krecz. et Bobrov) Tzvelev ヒゲウシノケグサ 
 北ヨーロッパ、ロシア、アラスカ、カナダ原産。英名はlobed fescue。

6 Festuca cinerea Vill.
 フランス、イタリア原産。英名はblue fescue , common blue fescue。
品種) 'Azurit' . 'Bofinger' , 'Dwarf' , 'Elijah Blue' , Elijah's Blue . 'Festina' , 'Fruehlingsblau' ,'Green Form' . 'Uchte' , 'Zwergenkönig'

7 Festuca extremiorientalis Ohwi オオトボシガラ 
  synonym Festuca subulata Trin. ex Brongn. var. japonica Hack.
  synonym Festuca subulata Trin. ex Brongn. subsp. japonica (Hack.) T.Koyama et Kawano
 日本(北海道、本州の中部以北)、朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は远东羊茅 yuan dong yang mao。別名はオニトボシガラ、トウトボシガラ、チョウセントボシガラ。林内、谷、草原、川岸に生える。
 緩く房状になる。シュートは外鞘的(extravaginal)。稈は高さ60~100㎝、節は(2~)3(~4)個。 葉鞘は無毛。葉身異がない。葉身は平らで柔らかく、長さ10~30㎝×幅4~10(~13)㎜、無毛、縁は平滑または細かくザラつき、上面から下面への厚壁組織(sclerenchyma)のより糸(strands)が有り、下面の厚壁組織は細い個別のより糸の中にある。葉舌は長さ1.1~2.5(~3.5)㎜。円錐花序は緩く、先が下向き、長さ(8~)12~30㎝。枝は長さ(3~)7~15㎝、ザラつき、節ごとに(1~)2本つく。小穂は長さ5~8(~9.5)㎜、小花が3~4(~5)個つく。苞頴(glumes)は平滑または中脈が細かくザラつく。第1苞頴(lower glume)は狭披針形~披針形、長さ2.5~3.5(~4.5)㎜。第2苞頴(upper glume )は披針形~広披針形、長さ3.5~6mm。小軸(rachilla) の節間は長さ0.8~1.1㎜、毛がある。護頴(lemmas)は長さ5~6(~7)㎜、強く5脈があり、ザラつき、先は全縁またはわずかにノッチがある。芒は長さ4~8㎜、内頴(palea)は長さ5~6(~7)㎜、竜骨は平滑。葯は長さ1~1.5(~2)㎜。子房の先は中程度または密に毛がある。2n=28。花期および果期は6~8月。

8 Festuca gautieri (Hack.) K.Richt.
 フランス、スペイン、モロッコ、ルーマニア原産。
品種) 'Hobbit' , 'Pic Carlit'

9 Festuca glacialis (Miégev. ex Hack.) K.Richt.
 フランス、スペイン原産。
品種) 'Czakor'
10 Festuca heterophylla Lam. ハガワリトボシガラ 
 ヨーロッパ、コーカサス、トルコ原産。英名はvarious-leaved fescue。

11 Festuca hondae E.B.Alexeev   
 台湾原産。中国名は光稃羊茅 guang fu yang mao。

12 Festuca idahoensis Elmer
 カナダ、USA原産。
品種) 'Siskiyou Blue' , 'Tomales Bay'

13 Festuca japonica Makino ヤマトボシガラ 
  日本(本州、四国、九州)、朝鮮、中国、台湾原産。中国名は日本羊茅 ri ben yang mao。林内、草地、道端、小川沿いに生える。愛知県の絶滅危惧Ⅱ類。
 ゆるく束生(房状)または芝を形成する。短い根茎がある。シュートは外鞘的(extravaginal)。稈は高さ30~75㎝、節は1~2(~3)個。 葉鞘は無毛、平滑で緩い。葉耳は無い。葉身は平らまたは内巻きし、長さ5~20 cm×幅1~2.5 mm、葉脈は5本、上面はザラつき、下面は平滑。上面から下面への厚壁組織ストランド(sclerenchyma strands)は存在しない。下面の厚壁組織は狭い個別のより糸(strands)の中にある。葉舌は長さ0.2~0.5(~1)mm、縁は繊毛が有または無。円錐花序は緩く、開き、ピラミッド形、長さ(7~)10~20㎝、枝は水平または垂れ下がり、長さ(2~)4.5~9㎝、最下部の節に(1~)2本つき、下部の2/3~3/4は裸出する。小穂は長さ4~6㎜、小花が2~3(~4)個つく[愛知県:小穂は長さ7~10mm、小花は3~5個]。苞頴は無毛、縁は膜質。第1苞頴(lower glume)は披針形、長さ1~1.5 mm。第2苞頴(upper glume)は卵形、長さ1.5~2㎜。小軸(rachilla)の節間は長さ0.4~0.8㎜。護頴(lemmas)は長さ3.5~4㎜、平滑、芒は無い。内頴(palea)の竜骨は細かくザラつく~先に繊毛がある。葯は長さ1.2~1.6(~2)mm。子房の先は中程度に毛がある。花期および果期は5~8月(愛知県では5~6月)。

14 Festuca leptopogon Stapf タカサゴトボシガラ 
  synonym Festuca takasagoensis Ohwi
 中国、台湾、ブータン、北東インド、マレーシア、ネパール原産。中国名は弱序羊茅 ruo xu yang mao。

15 Festuca litvinovii (Tzvelev) E.B.Alexeev   
 中国、モンゴル、ロシア原産。中国名は东亚羊茅 dong ya yang mao。

16 Festuca nuda (Hack. ex Takeda) Koba, H.Ikeda et Yonek. タカネソモソモ 高嶺そもそも
  synonym Festuca takedana Ohwi
  synonym Festuca blepharogyna (Ohwi) Ohwi ミヤマソモソモ 
 日本(中部地方)、朝鮮、中国、ロシア原産。高山に生える。
 多年草、叢生する。根茎は短い。匍匐茎は無または有。太い鞘は毛がある。稈の基部は宿存し、繊維状の枯れた鞘を持つ。稈は長さ15~35cm×直径0.8~1.3mm。葉は主に根生葉。葉鞘は表面が無毛。葉舌は縁毛が無く、膜質、長さ0.5~0.66㎜、褐色、切形。葉身は長さ4~15cm×幅2.75~4㎜、白粉で覆われ、表面は平滑、縁はザラつき、先は鋭形または尖鋭形。花序は円錐花序、開き、卵形、長さ4~10cm×幅2~4cm。円錐花序の一次枝は2~3本あり、各下部枝に1~3個の稔性も小穂がつく。花序軸は平滑または細かくザラつく。円錐花序の枝は毛細管状、細かくザラつく。小穂は単生。稔性の小穂は小花柄があり、3~4個の稔性の小花からなる。頂部の小花は縮小してなくなる。小穂は楕円形、側部が扁平、長さ6~10mm、成熟時に別れ、それぞれの稔性の小花の下の関節で離れる。小軸(rhachilla)の節間の長さ0.7~1㎜、細かくザラつく。小花のカルスは無毛。苞頴は宿存し、等長、小穂より短い。第1苞頴(lower glume)は披針形、長さ3~4.5㎜、第2苞頴(upper glume)の長さ0.8~1倍、 紙質、1竜骨、1脈があり、一次脈は平滑または細かくザラつき、側脈は無く、先は鋭形。第2苞頴(upper glume)は披針形、長さ3.2~5.5mm、隣接する稔性の護頴の長さの0.5~0.66倍、紙質、1竜骨、3脈があり、一次脈は平滑または細かくザラつき、先は鋭形。稔性の護頴(lemma)は披針形または卵形、長さ6~8㎜、紙質、縁はかなり薄く、薄褐色、竜骨があり、竜骨は軽く、3~5脈があり、中脈には目立つ粗さは無くまたは細かくザラつき、表面は微細に粗面(asperulous)、先は鋭形または尖鋭形。内頴(palea)は護頴の長さと同長、2脈があり、竜骨はザラつく。頂部の不稔の小花は未発達であるが稔性の小花に似ている。葯は3個、長さ2.5~3.5mm。子房は先に毛がある。穎果は付着した果皮をもち、長さ3.5㎜。へそは線形。

17 Festuca ovina L. ウシノケグサ 牛の毛草 広義
  synonym Festuca chiisanensis (Ohwi) E.B.Alexeev  チイサンウシノケグサ 
 日本、韓国、中国、台湾、モンゴル、ロシア、南西アジア(コーカサス)、ヨーロッパ、北アメリカ原産。中国名は羊茅 yang mao。英名はsheep fescue。別名はシンウシノケグサ。高山の牧草地、草原、林内の草地などに生える。
 密に房状になる。短い根茎がある。シュートは内鞘的(intravaginal)。稈は高さ10~60㎝、節は1個。葉鞘は無毛または基部の葉鞘にはたまに毛状突起がある。葉耳は直立して膨れるかまたは無い。葉身は糸状、2つ折りになり[内巻きし]、長さ(3~)8~25㎝×幅0.3~0.6㎜、縁は普通、ザラつき、5(~7)脈があり、上面から下面への厚壁組織(sclerenchyma)のより糸(strands)が無く、下面の厚壁組織は連続したリングの中にある。葉舌は長さ(0.1~)0.2~0.5㎜、縁に縁毛がある。円錐花序は収縮し、狭く、長さ2~8cm。枝は長さ(0.5~)1~2㎝、最下部の節に1本つく。枝に約15個の小穂をつける。小穂は長さ4~6(8)㎜、帯緑色、帯紫色、または褐色、小花が3~6個つく。苞頴(glumes) は無毛または先に下がザラつく。第1苞頴(lower glume)は狭披針形~披針形、長さ1.8~2.8㎜、1脈。第2苞頴(upper glume)は披針形または広披針形、長さ2.8~3.5㎜、3脈。小軸(rachilla)の節間は長さ0.8~1㎜。護頴(lemmas)は長さ3~4(~5)mm、5脈があり、背は丸くて竜骨はなく、点状またはザラつく。芒は長さ0.5~2㎜。内頴(palea)は2竜骨があり、竜骨はザラつく。葯は長さ1.5~2.2(2.4)㎜。子房の先は無毛。花期および果期は6~9月。2n=14。
 Kewscienseでは亜種、変種を認めず、基本種に含めている。チイサンウシノケグサはアオウシノケグサ類似種。葉は糸状、幅0.5~3㎜、軟らかく、縦溝が不規則にできやすい。花序は長さ4~8㎝。小穂は緑色。第1苞穎は披針形、鋭頭、最下護穎の長さの1/3以上、芒は長さ1.5~2㎜。葯は長さ約1㎜。
品種) 'Aberfleece'PBR , 'Bartosca' , 'Blues'PBR , 'Cantona'PBR , 'Glauca' , 'Kulturform' , 'Manetto'PBR , 'Quatro' , 'Söhrewald' , 'Tetra Gold'

17-1 Festuca ovina L. subsp. coreana (St.Yves) E.B.Alexeev アオウシノケグサ 
  synonym Festuca ovina L. var. nipponica Ohwi
  synonym Festuca ovina L. var. coreana (St.Yves) St.Yves
  synonym Festuca ovina L. subsp. nipponica (Ohwi) E.B.Alexeev
  synonym Festuca ovina L. var. pubiculmis Ohwi
 本州、四国、九州に分布。別名はケウシノケグサ。丘陵地~低山の向陽地の草地、道端、林縁などに生える。
 高さ20~40cm。稈は上端近くに上向きに曲った短軟毛がある。葉耳は丸い。花序は緑色、粉白を帯びる。小穂は長さ5~6㎜、小花を4~6個つける。苞穎は宿存し、第1苞頴は長さ2~2.5mm。第2苞頴は長さ2.8~3.5mm。護穎は長さ3.7~4.2mm、芒は無く、あっても1㎜未満。葯は長さ約2mm。花期は5~8月。
17-2 Festuca ovina L. subsp. litoralis (Tzvelev) E.B.Alexeev  コウライウシノケグサ 
  synonym Festuca ovina L. var. duriuscula auct. non (L.) W.D.J.Koch
 英名はhard fescue。別名はハードフェスク。
 葉幅は0.7~1㎜。シンウシノケグサに似るが、葉は硬く、やや太い。
17-3 Festuca ovina L. subsp. ovina シンウシノケグサ 
  synonym Festuca ovina L. var. sulcifera Ohwi
 英名はsheep fescue。別名はミゾウシノケグサ。
 高さ8~40(50)cm。葉耳は丸い膜質。葉幅は0.3~0.6㎜。小穂は帯紫色。護穎に短芒がある。
17-4 Festuca ovina L. subsp. ruprechtii (Boiss.) Tzvelev ミヤマウシノケグサ 深山牛の毛草
  synonym Festuca ovina L. var. alpina (Wimmer) Gren. et Godron
 北海道、本州に分布する。高山帯の草地や岩礫地に生える。
 多年草。高さは5~20㎝。葉は内側に巻いて糸状になる。小花は2~4個で護頴に短い芒がある。
17-5 Festuca ovina L. var. tateyamensis Ohwi タカネウシノケグサ 
 高山ハイマツ帯に生える。
 高さ10~20㎝。花序は長さ2~5㎝。小穂は紫色を帯びることが多く、小花が2~3個つく。護穎は長さ3~4㎜、芒は長さ1mm未満。葯は長さ約1.5mm。

18 Festuca parvigluma Steud.  トボシガラ 唐法師殻(点火茎)
 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾原産。中国名は小颖羊茅 xiao ying yang mao。斜面の草地、林内、道端、川岸などに生える。  緩く株立ちまたは芝を形成する。シュートは外鞘的(extravaginal)。 稈は細く、直立又は斜上し、高さ(30~)40~80㎝、節は2~3個。葉鞘は無毛、平滑または基部の葉鞘は毛がある。葉耳は無い。葉身は柔らかく、光沢があり、、垂れ下がり、平ら、長さ7~20(~36)㎝×幅2.5~3.8(~5)㎜、葉脈は13~17本、上面~下面への厚壁組織(sclerenchyma)のより糸(strands)が有る。葉舌は長さ0.2~0.5㎜、縁に繊毛がある(ciliolate)。円錐花序は緩く、うなずき(先が垂れ)、長さ(10~)15~20㎝。枝は初期には茎に沿っているが、次第に開き、果期には開出し、長さ4~13㎝、最下部の節に1(または2)本つく。小穂は無毛、披針形、長さ7~9㎜、熟すと紫色を帯び、小花が3~4(~5)個つく。苞頴(glumes)は平滑、先は鈍形~鋭形。第1苞頴(lower glume)は卵形、長さ1~1.8 mm。第2苞頴(upper glume)は卵形、長さ2.2~3(~4)㎜。小軸(rachilla)の節間は長さ0.9~1.1㎜。護頴(lemmas)は長さ4~7㎜、平滑、先は鈍形、まれにわずかにノッチがあり、長い芒がある。芒は長さ5~10(~12)㎜、やや曲がりくねる。内頴(palea)の竜骨は平滑。葯は長さ0.7~1.1(~1.5)㎜。子房の先は密に毛がある。果実は長さ約3㎜の長楕円形、紫褐色、腹面が溝状に窪み、頭部に毛がある。花期および果期は4~7月
18-1 Festuca parvigluma Steud. var. breviaristata Ohwi イブキトボシガラ 伊吹唐法師殻
  synonym Festuca ohwiana E.B.Alexeev
  synonym Festuca parvigluma Steud. f. breviaristata (Ohwi) T.Koyama
 護穎(lemmas)はほぼ無芒の変種。トボシガラの芒は4~7㎜。
 多年草。葉は糸状、幅0.5~3㎜。花序はまばら。第1苞穎はごく短く、卵形、先は鈍形。最下の護穎は長さ4.5~6㎜、ほぼ無芒。葯は楕円形、長さ0.5~0.6㎜。

19 Festuca rubra L. オオウシノケグサ 大牛の毛草 広義
  synonym Festuca hondoensis (Ohwi) Ohwi ヤマオオウシノケグサ 
  synonym Festuca niitakensis (Ohwi) Ohwi  ニイタカオオウシノケグサ 
 北半球の温帯地域に広く分布。中国名は紫羊茅 zi yang mao。草が茂った斜面、道端、高山の草原、その他の草地、向陽地または陰地に生える。
 株はゆるく房状(株立)になり、短い根茎があり。シュートは鞘外(extravaginal)。基部の鞘は赤褐色。稈は高さ15~60(~100)㎝、節は1~3個。葉鞘は無毛または下向きの毛があり、ときに赤色を帯び、葉耳は直立し膨れまたは無い。葉身は剛毛状または二つ折り、または稈の葉身は平らで、長さ6~30㎝×幅0.4~1㎜(平らにすると幅4㎜以下)、葉脈は5~7本、上面~下面の厚壁組織(sclerenchyma)のより糸(strands)は無く、下面の厚壁組織は細い目立たないより糸の中にある。葉舌は長さ0.1~0.5㎜、縁に縁毛は無い。円錐花序はかなり疎、長さ5~14(~20)cm。枝は長さ1.5~8㎝、ザラつきまたは毛があり、最下部の節に1~4本つく。小穂は長さ6~13㎜、緑色または紫色、小花は2~6(~10)個つく。苞頴は平滑またはわずかにザラつく。第1苞頴(lower glume)は狭披針形、長さ2~3.5(~4.5)㎜。第2苞頴(upper glume)は広披針形、長さ3.5~5.5(~6)mm。小軸(rachilla)は節間が長さ約0.8㎜、毛がある。護頴(lemmas)は平滑またはザラつき、または毛があり、長さ(4~)5~7(~8)㎜。芒は長さ(0.3~)1~3.5(~5)㎜、まれに、芒が無い。内頴(palea)の竜骨は先がザラつく。葯は長さ(1~)2~3.7㎜。子房の先は無毛。 2n=14, 21, 28, 42, 49, 53, 56, 64, 70。花期は5~9月。
品種) 'Abercharm'PBR , 'Aberflight' , 'Abervelvet'PBR , 'Absolom'PBR , 'Agnetha' , 'Albertine'PBR , 'Amarone'PBR , 'Amidala'PBR , 'Annalena'PBR , 'Antoinette'PBR , 'Aponga'PBR , 'Aporina'PBR , 'Archibal'PBR , 'Arpege'PBR , 'Barcorsa' , 'Barcrown'PBR , 'Bargreen'PBR , 'Baroxi' , 'Barswing'PBR , 'Beudin'PBR , 'Blenheim'PBR , 'Blue Spike' , 'Bodega'PBR , 'Bossanova' , 'Caldris'PBR , 'Caracter'PBR , 'Carioca' , 'Cathrine'PBR , 'Cathy'PBR , 'Charme' , 'Clemens'PBR , 'Dipper'PBR , 'Eurocarina'PBR , 'Eurocrown'PBR , 'Euromarie'PBR , 'Euromaster'PBR , 'Fashion' , 'Finesto'PBR , 'Fulmar'PBR , 'Greencard'PBR , 'Greenmile'PBR , 'Hastings'PBR , 'Heidrun'PBR , 'Hightower'PBR , 'Humboldt'PBR , 'Jasper' , 'Jasperina'PBR , 'Joanna'PBR , 'Josephine' , 'Jughandle' , 'Jughandles' , 'Kasinski'PBR , 'Katarina'PBR , 'Kolossos'PBR , 'Kristina'PBR , 'Lambada'PBR , 'Libeauty' , 'Lichampion' , 'Magitte'PBR , 'Marlene'PBR , 'Mazurka'PBR , 'Melitta' , 'Mellori'PBR , 'Merlin'PBR , 'Mezzoforte' , 'Mission'PBR , 'Musette'PBR , 'Musica'PBR , 'Nicole'PBR , 'Nigella'PBR , 'Nikky'PBR , 'Oriflamme' , 'Pinafore'PBR , 'Polka'PBR , 'Rafael'PBR , 'Ramona'PBR , 'Record'PBR , 'Reggae'PBR , 'Relevant'PBR , 'Riparia'PBR , 'Rosetti 1' , 'Rossinante'PBR , 'Rotary'PBR , 'Rumba' , 'Ryder'PBR , 'Salsa'PBR , 'Sarah'PBR , 'Secco'PBR , 'Sergei'PBR , 'Silhouette'PBR , 'Siskin'PBR , 'Spice'PBR , 'Sw Cygnus'PBR , 'Swing'PBR , 'Sylvia' , 'Tasida'PBR , 'Teenie'PBR , 'Touareg'PBR , 'Tremont'PBR , 'Troville'PBR , 'Turner 1'PBR , 'Twysport'PBR , 'Ursula' , 'Valdora'PBR , 'Variegata' (v) , 'Wilma'PBR
19-1 Festuca rubra L. var. rubra オオウシノケグサ 大牛の毛草 狭義
 日本(本州中部地方以北)、中国、カザフスタン、キルギスタン、モンゴル、パキスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタン、南西アジア、ヨーロッパ、北アメリカ原産。中国名は中国名は紫羊茅 zi yang mao。英名はstrong creeping red fescue , creeping red fescue。
 本州中部地方以北に在来種がもともとあり、砂防緑化に使用された帰化種が全国的に広がっている。
 多年草、高さ30~80㎝。根茎はほとんどなく、茎は直立して叢生し、無毛。葉は幅が狭く、普通、2つに折れて断面が三角形状、幅1㎜以下の糸状、平らになっても3㎜以下である。葉は茎に比べ短く、6~30㎝である。葉舌は膜質、短い切形。葉耳はあまり発達しない。茎頂に長さ5~20㎝の円錐花序を伸ばし、まばらな枝に小穂をつける。花序枝がザラつき、花序の下に刺針や短毛はなく、あってもかすかである。小穂は長さ9~10(5~15)㎜、小花が3~6(10)個つく。第1苞頴は長さ2.5~3.5(3~5)㎜、第2苞頴は長さ3.5~4.5(4~6)㎜。護頴は平滑またはザラつき、長さ4~6㎜、長さ1~3.5㎜の芒がある。葯は長さ2~3.5㎜。果実は長さ約3㎜。新芽が葉鞘を突き破って出る(extravaginal:シュートは外鞘的)。花期は5~9月。2n=14,21,28,42,49,53,56,64,70、2n=42(日本)。
19-2 Festuca rubra L. var. commutata Gaudin イトウシノケグサ 
 英名は chewings fescue。別名はチューイングフェスク。
 這う根茎は無い。芝というより株立する束状草類(bunch grass)、日陰にも強い。葉が細い。
品種) Windward。
19-3 Festuca rubra L. var. muramatsui Ohwi ハマオオウシノケグサ 
 海岸に生える。葉の幅が広い。花穂は緑色。第2苞穎は最下の護穎とほぼ同長。
19-4 Festuca rubra L. var. musashiensis (Honda) Ohwi アサカワソウ 
 本州(東京近郊)に分布し、高尾山で発見された。自生種ではなく、多くは植栽による。
 全体に緑色で細長く、無毛。葉は長く、小穂は細く、緑色。苞頴は縁に腺毛がある。苞頴および護頴には縁毛がある。胎生種はコモチアサカワソウという。
19-5 Festuca rubra L. var. nankotaizanensis Ohwi シラゲオオウシノケグサ 
 台湾に分布。現在では基本種に含められている。
19-6 Festuca rubra L. var. pacifica Honda ヒロハノオオウシノケグサ 
  synonym Festuca rubra L. subsp. multiflora auct. non (Steud.) Piper
 別名はシマウシノケグサ。海岸に生える。全体に大型。葉はやや内巻し、幅約2.5㎜。花序は淡緑色。

20 Festuca sibirica Hack. ex Boiss. コウボウモドキ 
 中国、モンゴル、ロシア原産。中国名は西伯利亚羊茅 xi bo li ya yang mao。

21 Festuca trachyphylla (Hack.) Hack.
 ヨーロッパ原産。英名はhard fescue , rough leaved fescue。北アメリカに導入されている。
品種) 'Gibson'PBR , 'Imperador'PBR

22 Festuca valesiaca Schleich. ex Gaudin
 中国、カザフスタン、キルギスタン、モンゴル、ロシア、タジキスタン、トルクメニスタン、南西アジア、ヨーロッパヨーロッパ原産。中国名は瑞士羊茅 rui shi yang mao。英名はVolga fescue。
品種) 'Buddy Blue' , 'Silbersee' , 'Silver Sea'
23 その他ハイブリッド
品種) 'Amigold' , 'Banks Peninsula Blue' , 'Blue Haze' , 'Boulder Blue' , Eiler's Beauty™ , 'Eisvogel' , 'Emerald' , 'Fromefield Blue' , 'Hogar' , 'Miedzianobrody'PBR , 'Siskiyou Blue' , 'Tomales Bay' , 'Uchte' , 'Willow Green'

ドクムギ属

  family Poaceae - genus Lolium

 一年草または多年草。葉身は線形、平らまたは丸まり、しばしば葉耳がある。葉舌は 膜質。花序は単一、堅く、2面のある総状花序、小穂は端に沿ってつき、、2本の対生の列に互生し、それらの内側の端は丈夫な花序軸の窪みに沈み込む。小穂は束部が扁平、小花は数個~多数、最上部の小花は退化し、各小花の下の関節で離れる(disarticulating)。苞頴(glumes)は革質。第1苞頴(lower glume)は頂部の小穂を除いて、抑制され、第2苞頴(upper glume)に似る。第2苞頴は外側が、狭く、宿存し、護頴(lemmas)よりも短く、小穂と同長。護頴(lemmas)は膜質~革質、背が丸く、5~9脈があり、ほぼ頂生の芒が有または無。内頴(palea)は普通、護頴と同長。穎果(caryopsis)は堅い護頴と内頴にしっかり包まれる。へそは線形。
 世界に約28種あり、北アフリカ、アジア、ヨーロッパに分布する。

ドクムギ属の主な品種と園芸品種

1 Lolium arundinaceum (Schreb.) Darbysh. オニウシノケグサ 鬼牛の毛草
  synonym Festuca arundinacea Schreb.
  synonym Festuca elatior L.
 ヨーロッパ、南西アジア、北アフリカ原産。中国名は苇状羊茅 wei zhuang yang mao。英名はtall fescue, reed fescue。別名はトールフェスク。東アジア、北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、オーストラリアに帰化している。谷、低木林内、林縁、道端、草地などに生える。
 叢生し(tussock forming)、シュートは内鞘的(intravaginal)。稈は丈夫で、高さは30~100㎝、節が1~2(~5)個。葉鞘普通、平滑、たまに、基部がザラつく。葉耳は三日月形(falcate:かま形ともいう)、繊毛がある(ciliolate)。葉身は平らで丈夫、長さ4~35㎝×1.5~7㎜、縁はザラつき、葉脈は18本あり、細かい先端まで先細になり、上面~下面への厚壁組織(sclerenchyma)があり、下面の厚壁組織は細い別個のより糸(strands)中にある。葉舌は長さ0.5~1㎜、切形。円錐花序は緩んでいるか収縮し、長さ5~25㎝、多数の針骨がある。枝は長さ2~10㎝、下部の節に1~2本つく。小穂は長さ8~15㎜、小花が(2~)3~7個つく。苞頴(glumes)は無毛。第1苞頴(lower glume)は狭い披針形、長さ3~6㎜。第2苞頴は披針形、長さ4.5~7㎜。小軸(rachilla)の節間は長さ1.2~1.5㎜。護頴(lemmas)は長さ6~9㎜、狭い薄膜質のザラつき縁を除いて堅く、先にノッチがある。芒は長さ0.3~0.8(~5)㎜。内頴(palea)の竜骨は細かくザラつく。葯は長さ2.7~3.7㎜。子房の先は無毛。花期および果期は6~9月。は 2n=28, 42, 70。
品種) 'Agile'PBR , 'Alienor'PBR , 'Amalia'PBR , 'Aprilia'PBR , 'Arundix'PBR , 'Aziza'PBR , 'Baradiso' , 'Barbizon' , 'Barfelix' , 'Barleduc'PBR , 'Barleroy'PBR , 'Black Beauty') , 'Bullseye'PBR , 'Callina'PBR , 'Centurion' , 'Demeter' , 'Elisa'PBR , 'Elissia'PBR , 'Elodie'PBR , 'Escalante'PBR , 'Essential'PBR , 'Estivada'PBR , 'Exella'PBR , 'Eyecandy'PBR , 'Ferguson'PBR , 'Feria'PBR , 'Forlane'PBR , 'Granditte'PBR , 'Greenbrooks'PBR , 'Greenfront'PBR , 'Hidalgo'PBR , 'Iliade'PBR , 'Izella'PBR , 'Jamboree'PBR , 'Jugurta'PBR , 'Kiowa'PBR , 'Lipalma'PBR , 'Lydie'PBR , 'Manitou'PBR , 'Marrakech'PBR , 'Miraculix'PBR , 'Mylena'PBR , 'Nemix'PBR , 'Neoso'PBR , 'Ninkoko'PBR , 'Omaha'PBR , 'Philia'PBR , 'Rgt Nouga'PBR , 'Rgt Nuance'PBR , 'Rgt Philona'PBR , 'Rgt Vibrato'PBR , 'Roscati'PBR , 'Rosparon'PBR , 'Rotino'PBR , 'Roza'PBR , 'Sencilia'PBR , 'Softane'PBR , 'Sweety'PBR , 'Tower'PBR , 'Triad' , 'Volupta'PBR , 'Wagner 1'PBR
1-1 Lolium arundinaceum subsp. arundinaceum 
 西・中央アジア、ヨーロッパ、北アフリカ原産。
 芒は長さ0.3~0.8(~5)㎜。
1-2 Lolium arundinaceum subsp. orientale (Hack.) G.H.Loos
 ヨーロッパ、西アジア原産。
 芒が長さ0.7~2.5(5)㎜。

2 Lolium pratense (Huds.) Darbysh. ヒロハノウシノケグサ 広葉の牛の毛草
  synonym Festuca pratensis Huds.
  synonym Festuca elatior Linnaeus subsp. pratensis (Hudson) Hackel
 中国、南西アジア、ヨーロッパ原産。中国名は草甸羊茅 cao dian yang mao。英名はmeadow fescue。別名はヒロハウシノケグサ。北アメリカで栽培されている。
 緩く房状になる。シュートは外鞘的(extravaginal)。稈は高さ30~130㎝、節は2~4個。 葉鞘は無毛。葉耳は三日月形(falcate:かま形ともいう)、無毛。 葉身は平らまたは緩く巻き、長さ10~25㎝×幅2~7㎜、無毛、葉脈は18~25本、上面から下面への厚壁組織のより糸(sclerenchyma strands)が存在する。葉舌は長さ0.2~0.5㎜、縁は縁毛がある。 円錐花序は花時を除いて小型、長さ(6~)10~25㎝。枝は普通、対になり、長さ(3.5~)4~6.5㎝、不等長、長い枝は4~6個の小穂をつけ、短い枝は1~3個の小穂がつく。小穂は長さ8.5~17㎜、小花は(2~)4~12個つく。苞頴(glumes)は無毛またはザラつく。第1苞頴(lower glume) は長さ(2~)2.6~4(~4.5)㎜。第2苞頴(upper glume)は長さ(3~)3.5~5㎜。小軸(rachilla)は節間がザラつく。護頴(lemmas)は長さ(5~)6~8㎜m、平滑またはザラつき、先は透明、鋭形、まれにに先端が芒になり、芒は長さ0~2㎜。内頴(palea)の竜骨はザラつく。葯は長さ(0.5~)2~4.6㎜。子房の先は無毛。 2n=14, 28, 42, 70。 品種) 'Alfio'PBR , 'Cosmonaut'PBR , 'Fesko' , 'Hyperbola'PBR , 'Kolumbus'PBR , 'Libon'PBR , 'Lifesta' , 'Liforte' , 'Liherold'PBR , 'Makyta'PBR , 'Pampero'PBR , 'Sw Revansch'PBR , 'Tored'PBR

参考

1) Flora of China
 Festuca
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=112750
2) Plants of the World Online| Kewscience
 Festuca
https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:328907-2
3) World Flora Online
 Festuca
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000014703;jsessionid=B42F0700EDAE17EE727C915118982BE0
4) World Checklist of Vascular Plants
 Festuca
https://wcvp.science.kew.org/
5) 筑波実験植物園研報 3 : 13-17 1985
 日本産ウシノケグサ属植物の染色体数
https://www.kahaku.go.jp/research/publication/tsukuba/download/03/ATBG03_13.pdf
6) 神奈川自然誌資料 (13〕:77~87,Mar. 1992
 神奈川県産のウシノケグサ属植物について
https://nh.kanagawa-museum.jp/www/pdf/nhr13_077_087tanaka.pdf
7) 神奈川自然誌資料 (13〕:77~87,Mar. 1992
 神奈川県産のウシノケグサ属植物について
https://nh.kanagawa-museum.jp/www/pdf/nhr13_077_087tanaka.pdf