オオアワダチソウ 大泡立草

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Flora of Mikawa

キク科 Asteraceae アキノキリンソウ属

英 名 giant goldenrod , smooth goldenrod , early goldenrod
学 名 Solidago gigantea Aiton

 synonym Solidago gigantea Aiton var. leiophylla Fernald

 synonym Solidago gigantea subsp. serotina (Kuntze) McNeill

 synonym Solidago gigantea gigantea var. serotina (Kuntze) Cronquist

 synonym Solidago serotina Aiton

オオアワダチソウの花序
オオアワダチソウの花
オオアワダチソウの花横
オオアワダチソウの茎
オオアワダチソウ
オオアワダチソウの葉
花 期 (7)8~9月(~10)月
高 さ 50~200㎝
生活型 多年草
生育場所 荒地、草地
分 布 帰化種  北アメリカ原産
撮 影 設楽町  05.7.16
北アメリカ原産の多年草。明治時代に観賞用として渡来し、北海道ではセイタカアワダチソウより多く、普通に見られる。セイタカアワダチソウより花期が早く、三河地方で7月に見られるのはこのオオアワダチソウである。
 高さ50~200㎝(単生または群生)。根茎は短~長く這う。茎は1~20本以上、または群生し、直立し、無毛またはまばらに伏剛毛があり、ときに粉白色になる。根生葉は無く、下部の茎葉は普通、花時までに枯れ、無柄、披針形、長さ91~97㎜×幅10~14mm、縁には鋭い鋸歯があり、3脈があり、先は尖鋭形、下面は脈上に直軟毛があるか無毛。中部~上部の茎葉は類似し、長さ57~76㎜×幅7~12㎜、茎の中部で最も大きく、上部ほど小さくなる。頭花は40~600個、偏側生、広い偏側生のピラミッド形の円錐花序状につき、まれに菱形または棍棒形になり、下部の枝は散開し、反り返り、無毛~ほぼ無毛または伏剛毛があり、ときに粉白色になる。花序柄は長さ1.5~3㎜、疎~密に小伏剛毛がある。小苞は0~2個、線状披針形。総苞は鐘形、長さ(2~)2.5~4(~5)㎜。総苞片は3~4列、不等長、鋭形。外側の総苞片は披針形、内側の総苞片は線状披針形 (極西部から報告された六倍体は、特に外側の総苞片と花序柄の苞の基部近くに、微細な有柄の腺がある。)。周辺小花は(7~)9~15(~24)個 (目立つ)、小舌は長さ1~3㎜×幅(0.1~)0.2~0.4㎜。中心小花は(4~)7~12(~17)個つき、花冠は長さ(2.5~)3~3.5(~4.5)㎜、花冠裂片は長さ0.6~1(~1.4)㎜。痩果は長さ1.3~15㎜、まばらに伏剛毛がある。冠毛は長さ2~2.5㎜。2n=18, 36, 54。花期は8~9月(~10月)。
 セイタカアワダチソウは全体に短毛があってざらつき、頭花が小さい。