ノガリヤス  野刈安
[別名] サイトウガヤ 西塔茅
[中国名] 類蘆野青茅 lei lu ye qing mao
[学名] Calamagrostis brachytricha Steud.
Deyeuxia brachytricha (Steud.) Chang
Deyeuxia pyramidalis auct. non (Host) Veldkamp
Calamagrostis arundinacea Roth var. brachytricha Hack.
イネ科 Poaceae  ノガリヤス属
ノガリヤス穂
ノガリヤス小花
ノガリヤス葉舌
ノガリヤスの葉鞘
ノガリヤスの果実
ノガリヤス
ノガリヤス小穂
ノガリヤス果時の小花
ノガリヤス葉
 秋に山道を通ると、細かい小穂を密につけたきれいな円錐花序の群生が斜面などでよく見かけられる。
 茎はやや硬く、基部から短い根茎を出し、根茎と種子により群生する。葉は幅0.5~1㎝の線形、途中でねじれることが多い。葉は普通、無毛だが、変異が多く、毛があるものもある。葉舌は長さ約5㎜。葉鞘は無毛。幅の狭い円錐花序に淡緑~淡紫色の小穂を多数上向きにつける。小穂は長さ4~5㎜の披針形、1小花からなり、先が尖る。苞頴は小穂とほぼ同長、第1苞頴の方がやや大きく、長さ5~6㎜、第2苞頴は長さ4~5㎜。小花の基部に環状に毛(基毛)があり、護頴の基部から出る芒(のぎ)がある。基毛の長さは小花の2/3より短い。芒は折れ曲がり、小穂より長くて先が突き出る。果実は長さ1.8~2㎜、乳白色~褐色、無光沢。小穂は果実が熟す頃まで緑色のままであり、熟すと苞頴に包まれたまま落ちる。果実が乳白色で柔らかいうちに落ちる小穂が多く、乾くと褐色になる。
 類似の高山地帯に生育するヒナノガリヤス Calamagrostis nana は芒が短くて小穂の外に出ない。
 ヤマアワ Calamagrostis epigeios は花序が乳白色を帯び、小花に芒が無く、小花の基部の毛が長い。
[花期] 8~10月
[草丈] 60~150㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山野の丘陵地、草地
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア
[撮影] 蒲郡市豊岡町 09.9.19
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