ニワゼキショウ  庭石菖
[英名] annual blue-eyed grass
[学名] Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell
Sisyrinchium atlanticum auct. non
アヤメ科  Iridaceae  ニワゼキショウ属
三河の植物観察
ニワゼキショウの花
ニワゼキショウ花裏
ニワゼキショウ白花
ニワゼキショウ白花裏
オオニワゼキショウ花裏
ニワゼキショウ果実
ニワゼキショウ果実
ニワゼキショウ種子
ニワゼキショウ
ニワゼキショウ白花まじり
ニワゼキショウ葉
ニワゼキショウ葉先
 明治の中頃渡来し、帰化したものである。
 茎は基部で枝分かれして直立し、両側に目立たない翼(ひれ)があり扁平、幅約2㎜(実測1.1~1.3㎜)。葉は剣状葉、長さ4~8㎝、幅2~4㎜(実測1.5~2.0㎜)、縁に微細な鋸歯があり、二つ折りになり茎を抱き、茎に沿って直立する。花は直径約15㎜。花被片は淡紅紫色で、紫色の筋があり、基部は合着して黄色。内花被片3個、外花被片3個からなり、内花被片の方がやや幅が狭い。白花のものがあり、混生することも多い(白花とオオニワゼキショウとの比較)。白花が優性遺伝である。花被片の表面は紫色の筋が目立たないものが多く、特に白花の表面にはほとんど筋がない。裏面の筋ははっきりしたものが多いが、場所によって色が薄いものもある。花被片の先はやや丸くなって急に小さく尖る。子房下位。雌しべ1個、花柱の先は糸状に3裂する。雄しべ3個、花糸は下半部が合着し、花柱を抱いてやや丸くなり、腺毛を密生する(花の詳細参照)。雌しべと雄しべはほぼ同長。花粉は大きさが不揃いといわれている。蒴果は直径 2.1~4.2(約3)㎜の球形、紫色を帯びた黄褐色。種子は長さ0.5~1㎜、黒褐色。2n=32。
 オオニワゼキショウ は学名不詳。花が淡青色で、花の中心部の濃色部分が小さく、筋が薄い。果実も直径約5㎜と大きく、茎の幅も明らかに広い。花糸の下半部が合着するなど似たところも多い。オオニワゼキショウとニワゼキショウが混生する場所では交雑種も見られるといわれている。2n=32。
 ルリニワゼキショウ(別名 アイイロニワゼキショウ) Sisyrinchium angustifolium P.Mill.= Sisyrinchium graminoides E. P. Bicknell(Narrow-leaved Blue-eyed Grass)がニワゼキショウではないかとされたことがある。オオニワゼキショウより大きくなる。1年草とされていることがあるが多年草。花被片の先は芒状になるものがあるが、円形又は凹むものもある。花糸はほぼ完全に合着して管柱状になる。蒴果が暗褐色~黒色、直径4~7㎜。2n=96。
 Sisyrinchium atlanticum E.P. Bicknell (eastern blue-eyed grass)がニワゼキショウとされたこともある。多年草。 花糸はほぼ完全に合着。子房が黒色を帯びる。雌しべが雄しべより長い。蒴果が暗褐色~黒色、直径2~4.1㎜。2n=16,32。
[花期] 5~6月
[草丈] 10~20㎝
[生活型] 多年草(1年草又は短命な多年草)
[生育場所] 日当たりのよい道端
[分布] 帰化種 北アメリカ原産
[撮影] 蒲郡市 11.6.9
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