ミヤマハハソ  深山柞
[別名] ミヤマホウソ
[学名] Meliosma tenuis Maxim.
Meliosma dilleniifolia (Wall. ex Wight et Arn.) Walp. subsp. tenuis (Maxim.) Beusekom
Meliosma tenuiflora Miquel
アワブキ科  Sabiaceae  アワブキ属
三河の植物観察
ミヤマハハソ花序
ミヤマハハソ花
ミヤマハハソ花2
ミヤマハハソ小花弁
ミヤマハハソ互生
ミヤマハハソ枝
ミヤマハハソ幹
ミヤマハハソ
ミヤマハハソ花弁
ミヤマハハソ葉表
ミヤマハハソ葉裏
ミヤマハハソ葉縁の波状鋸歯
ミヤマハハソ葉裏の脈腋の毛叢
 和名の由来は葉がコナラに似ていることから。ハハソはコナラの別名。学名のMeliosma tenuisはUSDA(ARS)ではbasionymとされ、小花弁が2裂するMeliosma dilleniifoliaの亜種 subsp. tenuisとして分類している。subsp. dilleniifolia、subsp. flexuosa 、subsp. cuneifolia が中国にあり、subsp. tenuis は中国や朝鮮には分布しない。Flora of Chinaでは亜種に分けず、別種としている。学名はMeliosma tenui又はMeliosma dilleniifolia subsp. tenuis とするか見解が分かれ、日本の図鑑ではMeliosma tenuisとし、朝鮮、中国も分布域に含めている(?)。Meliosma dilleniifoliaは葉が重鋸歯縁、Meliosma tenuisは波状鋸歯縁。
 幹は黒紫色、楕円形~円形の皮目ある。枝は紫褐色、毛が散生し、淡褐色の皮目がある。冬芽は裸芽、褐色の毛が密生する。葉痕は半円形、維管束痕は3個。葉は単葉、互生し、葉柄は長さ1~1.5㎝。葉身は長さ5~15㎝、幅2.5~7㎝の倒卵状長楕円形、基部は楔形、先は尾状に尖り、縁は波状の粗い鋸歯がある。葉表は毛が散生し、葉裏は脈上に毛が多く、脈腋に毛叢がある。側脈は7~14対。円錐花序は頂生、垂れ下がり、花序枝はジグザグに曲がり、短毛が密生する。小花柄は長さ1~3㎜。花は直径約4㎜、淡黄緑色。花弁は普通5個、うち3個は類円形、2個は小形、深く2裂し、裂片は尖り、縁毛がある。雄しべは2個、小形の花弁の基部につき、花粉を出し花弁とともにすぐに落ちる。仮雄しべは3個、鱗片状、大きい花弁の基部につく。核果はほぼ球形、直径3~4㎜、黒色に熟す。
 Meliosma dilleniifolia は中国、インド、ブータン、ネパール、ミャンマーに分布する。重齿泡花树(chong chi pao hua shu)。 高さ8m以下。葉は単葉、葉柄は長さ約3.5㎝。葉身は長さ10~30㎝、幅4.5~8(14)㎝、卵状惰円形、基部は楔形、先は鋭形~尖鋭形、重鋸歯縁。葉表は軟毛があり、葉裏は曲がった長軟毛がある。側脈は16~20本、直線、歯に達する。円錐花序は頂生、直立し、長さ14~30㎝、3~4回分枝する。花は直径約2㎜。萼片は5個、卵形~広卵形、長さ約1㎜、縁毛がある。花弁は3個、外側の1個は白色、円形、幅約2㎜、内側の2個は幅約1㎜、中間まで2裂し、裂片は尖り、縁毛がある。雄しべは長さ約1.5㎜。雌しべは長さ約1㎜。核果は球形、直径3~3.5㎜、明瞭な中肋がある。2n=32
[花期] 6~7月
[果期] 9~10月
[樹高] 2~3m
[生活型] 落葉低木
[生育場所] 山地の林縁、沢筋
[分布] 在来種 本州、四国、九州
[撮影] t東栄町  15.6.22(開花初期)
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