ミスミソウ  三角草
[別名] ユキワリソウ 雪割草
[学名] Hepatica nobilis Schreber var. japonica Nakai
Anemone hepatica L. var. japonica (Nakai) Ohwi
キンポウゲ科 Ranunculaceae  ミスミソウ属
三河の植物観察
ミスミソウの花
ミスミソウの花2
ミスミソウの花3
ミスミソウの葉
ミスミソウ
 愛知県内で自生を見られるのは限られた場所だけであり、準絶滅危惧種に指定されている。東三河にはミスミソウ、西三河、尾張地域には葉先が円いスハマソウが分布する。別名の雪割草という名で親しまれ、江戸時代から栽培されている。園芸品種も多く、色も紅色、青紫色、白色などと多彩であり、雄しべが花弁状に変化したものなどもある。
 Hepatica nobilisには地域的な多くの変種がある。主なものは、ヨーロッパにはvar. nobilis (European hepatica)と var. pyrenaica(Hepatica pyrenaica Pyrenees)、中国にはvar. asiatica(マンセンスハマソウ=獐耳细辛 zhang er xi xin )、北アメリカには var. obtusa (roundlobe hepatica)とvar. acuta (sharp-lobed hepatica)が分布し、日本にはvar. japonica(ミスミソウ)とvar. pubescens (ケスハマソウ)が分布する。
 葉は幅3~6.5㎝、三角形で、3浅裂し、長い柄がある。裂片の先が尖り、和名は葉が三角形に見えることに由来する。花は直径1~1.5㎝、長さ10~15㎝の花柄の先に1輪だけつき。花弁に見えるのは披針形~卵状披針形の萼片、愛知県内のものは白色。萼片は6~10個つく。萼片に見えるのは3個の総苞片。雄しべは多数つき、葯が白色~淡紅色。2n=14
 スハマソウは葉の先が円くなり、ミスミソウの品種として区別されている。
 オオミスミソウ form. magna はミスミソウの品種。本州(山形県以南)の日本海側に分布する。花が直径2~3㎝と大きく、花色も淡紅色など変化が多く、園芸種の元になっている。
 ケスハマソウ var. pubescens は本州(近畿以西)、四国に分布する。葉の両面に毛があり、葉先は鈍頭~円頭。2n=28
[花期] 3~4月
[草丈] 10~15㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山野の林内
[分布] 在来種(日本固有変種) 本州(中部地方以西)、九州
[撮影] 新城市  06.2.25
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