マツムシソウ  松虫草
[学名] Scabiosa japonica Miq.
スイカズラ科 Caprifoliaceae  マツムシソウ属
三河の植物観察
マツムシソウの蕾
マツムシソウの雄性期の頭花
マツムシソウの雌性期の頭花
マツムシソウの舌状花
マツムシソウの未熟な果実
マツムシソウの熟した果実
マツムシソウ
マツムシソウの雌性期の頭花
マツムシソウの痩果
 マツムシソウ科 Dipsacaceaeはスイカズラ科に含められた。
 和名の由来はマツムシの鳴く頃、花が咲くことからといわれている。冬はロゼットで冬を越す。キク科に似ているが、萼や被萼(小苞)があり、葯が離生し、花冠から突き出るところが異なる。
 葉は対生し、羽状に深裂する。上部の葉は裂片が狭く、下部の葉は広い。頭花の基部の総苞片は葉状、線形。頭花は直径約4㎝、淡青紫色。花床に鱗片がある。頭花の中心部の花は筒状、花冠の先が5裂する。周辺の花は花冠の先が5裂し、2唇形の舌状、下唇の3個の裂片が大きい。全て両性の雄しべ先熟である。雄しべ4個、葯が紫色、花冠~突き出る。雌しべ1個、柱頭は頭状。花冠の基部に萼があり、萼片は5~8個、刺状、果時にも残る。子房は下位、盃形の8肋のある被萼(小苞)に包まれている。痩果は被萼に包まれて大きくなり、約4㎜の筒形、上部の刺により動物の体にくっつく。2n=16
 東三河地方の蛇紋岩地に多いミカワマツムシソウ var. breviligula は頭花が1~2㎝と小さく、舌状花を持たないか又は3~5個の短い舌状花しかない。
 タカネマツムシソウ var. alpina は小型の高山型。頭花が草丈の割に大きく、直径3~5㎝。
 ソナレマツムシソウ form. littoralisは関東地方の海岸に分布する。草丈が低く、葉の質が厚い。
[花期] 8~10月初旬
[草丈] 60~90㎝
[生活型] 2年草
[生育場所] 山地の草原
[分布] 在来種(日本固有種)  北海道、本州、四国、九州
[撮影] 面ノ木園地広場  05.8.15
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