コテングクワガタ  小天狗胡鍬形
[中国名] 小婆婆纳 xiao po po na
[英名] thymeleaf speedwell
[学名] Veronica serpyllifolia L. subsp. serpyllifolia
Veronica serpyllifolia L.
Veronica serpyllifolia L. var. nummularioides Lecoq. et Lamotte
オオバコ科 Plantaginaceae  クワガタソウ属
三河の植物観察
コテングクワガタの花序
コテングクワガタの花
コテングクワガタの花2
コテングクワガタの花3
コテングクワガタの茎の上部拡大
コテングクワガタの茎の下部
コテングクワガタ
コテングクワガタ萼
コテングクワガタ葉
 コテングクワガタはアジア、北アメリカ、オーストラリアなどに帰化し、世界に広く分布している。日本には第二次世界大戦前に北海道に移入され、現在は日本中に広がっている。Veronica serpyllifolia Lはsubsp. serpyllifoliaとsubsp. humifusaの2亜種に分けられ、subsp. serpyllifoliaがコテングクワガタである。 テングクワガタ subsp. humifusa は日本を含めた世界に広く分布し、この中間型もヨーロッパでは普通にあるといわれている。Flora of China では亜種に分けないで、Veronica serpyllifolia L.とし、subsp. humifusa も含めている。
 茎は分枝し、基部で這い、直立し、白色の上向きの曲がった短毛がある。葉は互生し、毛が少なく、長さ8~25㎜の披針形~卵形、両端が円く、縁にごく浅い鋸歯がある。花は直径4~7㎜、花冠は4裂し、下部の1個が小さく、白色~淡青色、青色~紅紫色の線がある。萼片は長さ2~5㎜。花柄は長さ4~6㎜、上向き曲がった短い淡色の毛がある。果実は長さ2.5~3㎜の扁平なハート形、縁に腺毛がある。種子は長さ約0.7㎜。2n=14
 三河で見られるものをよく観察すると、茎に上向きの白色の短毛が密生し、長い白色の腺毛がまばらに混じる。萼や苞にもまばらに腺毛がある。花は直径約5㎜。葉縁や葉裏の主脈にもまばらに毛がある。subsp. serpyllifoliaとsubsp. humifusaの中間型と考えられる。
 テングクワガタ subsp. humifusa はbrightblue speedwell ともいわれ花の青色が強い。花柄と茎の上部に長い腺毛が多い。果実の下部が楔形。三河地方では見つかっていないといわれている。
[花期] 5~8月
[草丈] 10~30㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] やや湿った道端、芝生
[分布] 帰化種 ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ原産
[撮影] 豊根村  03.7.5
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