コミゾソバ  小溝蕎麦
[学名] Polygonum mikawanum Hanai et Seriz.
タデ科 Polygonaceae  タデ属(イヌタデ属)
三河の植物観察
コミゾソバの花
コミゾソバの花被片
コミゾソバの小苞
コミゾソバ花柄の星状毛
コミゾソバ葉状托葉鞘
コミゾソバ托葉鞘と葉柄
コミゾソバ葉柄
コミゾソバ茎
コミゾソバ
コミゾソバ花序
コミゾソバ葉
コミゾソバ葉裏
コミゾソバ果実
 ミゾソバ(2n=40)とは染色体数が異なり、形態も異なるため、2008年に新種とされた。イヌタデ属 Persicaria としては分類されていないようである。岡崎市の北山湿地を基準産地としている。ミゾソバより葉がやや小さく、裂片が鈍頭、基部が浅い心形。花期が早く10月中旬には花はほとんど終わり、少しの蕾が残っている程度。愛知県レッドデータブックの解説を参考に、北山湿地の観察結果をつけ加えた。葉形だけで判断するのは無理である。
 茎は下向きの小刺があり、星状毛が散生し、横に這い、先がやや立ち上がる。茎の基部は倒伏しない。葉は互生し、長さ3~7(観察したもの3~4)㎝、幅2~5(2~3)㎝、先は尖り、側裂片がやや後方へ張り出し、基部は浅い心形となる。側裂片の先は鈍頭。葉縁、葉裏の脈上に毛はあるが星状毛はない。葉柄は狭い翼があり、長さ1~3.5㎝(5~6㎜)、上向きの小刺があり、小さな星状毛がある。托葉鞘は長さ3~5㎜、上向きの小刺があり、上部が葉のように丸く広がるものと広がらないものがある。花は小さな総状花序に数個(3~7個程度)、集まってつく。花柄には腺毛はなく、小さな星状毛がある。苞は披針形、小苞は幅が広く、2脈があり、先が浅く2裂し、先端が黒くなる。花被は長さ約3㎜、幅約1.5㎜、筒部は長さ約2㎜、白色~白緑色、先は5裂し、淡紅色。花後は花被の先が淡褐色になり、下部の幅が広くなる。痩果は長さ約3㎜、幅約2㎜の3稜形、やや光沢がある。花被を取ったすぐの痩果は白緑色であり、放置すると淡褐色になり、未熟なものは白緑色のまま。2n=20
 地中に閉鎖花はつけない。
[花期] 8~10月
[草丈] 15~80㎝(長さ)
[生活型] 1年草
[生育場所] 林縁の湿地
[分布] 在来種  本州(福島県~兵庫県)
[撮影] 北山湿地 13.9.6
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