キクザキセンダングサ  菊咲栴檀草
[別名] ウィンターコスモス
[中国名] 大花咸豐草 da hua xian feng cao
[英名] smooth beggarticks , larger bur-marigold,
Hannay's Lemon Drop , Arizona Beggarstick
[学名] Bidens laevis (L.) Britton, Sterns et Poggenb. 'Yellow Cupid'
キク科 Asteraceae (Compositae)  センダングサ属
三河の植物観察
キクザキセンダングサの5弁花
キクザキセンダングサの6弁花
キクザキセンダングサの7弁花
キクザキセンダングサの花裏
キクザキセンダングサの総苞
キクザキセンダングサの果実
キクザキセンダングサ茎
キクザキセンダングサ
キクザキセンダングサ葉
キクザキセンダングサ葉2
キクザキセンダングサ果実
 ウィンターコスモスの名でセンダングサ属 Bidens のいくつかの園芸品種があり、なかでも日本でよく栽培されているのがイエロー・キューピッド(エロー キューピッド) Bidens laevis 'Yellow Cupid'である。 高さ30~100㎝の多年草。葉は対生し、大きく、2回羽状複葉、葉表は濃緑色、毛が粗い。頭花はやや小さく、舌状花は5~8個の一重、黄色で先が白い縁取りになる。開花は初夏~初冬、場所がよければ春まで花が見られる。
 種苗法に基づき品種登録されているビデンス(Bidens)属の園芸品種は多数あり エロー・キューピッド、ゴールデン ゴッデス、ビット オブ サンシャイン、琴姫、アイボリーホワイト(花が乳白色)、ゴールディーなどが標準品種である。園芸品種にはBidens laevis系のものと、Bidens aurea系のものがある。
 Bidens laevis系
‘Yellow Cupid’、‘Ivory White’ 飛騨笑顔(2回羽状複葉、花は鮮緑黄色)、ハローエンジェル(1回羽状複葉、花は鮮橙黄色)
 Bidens aurea系
‘Golden Eyes’、 ‘Pink Heart’(花がピンク)、'Hannay's Lemon Drop'
[花期] 7~翌1(~4)月
[草丈] 60~200㎝
[生活型] 1年草
[生育場所] 園芸種、原種は湿地
[分布] 帰化種  園芸種
[撮影] 豊橋市 16.4.26
 ●キクザキセンダングサ(原種) Bidens laevis は一年草ときに多年草。普通、無毛。南アメリカ、メキシコ、北アメリカの湿地に自生する。茎は高さ20~60(120)㎝、傾伏~直立、円柱形。葉は対生、単葉、無柄、基部はときに茎の周りに癒合する。葉身は長さ(20)50~100(160)㎜、幅(5)10~25(40)㎜、倒卵形~楕円形~披針形~線形、基部は楔形~円形、縁は粗い歯状~鋸歯状、ときに縁毛状、先は鋭形~尖鋭形(栽培種は扇形で羽状に深裂することもある)、両面とも無毛。頭花は散房花序につき、花時に直立し、果時にうなだれる。花序柄は (10)20~60㎝。副萼は5~7(9)個、直立又は開出~反り返り、倒披針形~披針形~線形、しばしば葉状、小苞葉又は苞葉は長さ (6)10~12(20)㎜、普通、縁毛があり、 外面は無毛又は基部の剛毛がある。総苞は筒状(鐘形)~半球形~広半球形、長さ(4)6~8(10)㎜、幅8~12㎜。総苞片は8~12個つき、卵形~倒卵形~披針状長楕円形、長さ(4)6~8(10)㎜(小さな苞片の先が先はしばしば橙色~帯紫色になる)。周辺小花は7~8個、長さ (10)15~25(30)㎜、橙黄色。中心小花は (25)60~100(150)個、花冠が長さ3~6.5㎜、黄色~橙黄色。下位痩果は帯黒色~赤褐色~わら色、上下に押しつぶされ、扁平又は 不均等な3~4角があり、楔形、、外側につく果実は長さ6~8㎜、内側のものは長さ8~10㎜、縁には逆向きの刺があり、頂端は切形~凸形、表面は1脈があり、縦溝があり、無毛。冠毛は2~4本の逆刺のある芒で、直立し、長さ3~5㎜。2n=22,24。
 ●キンバイタウコギ(シモツキコスモス)Bidens aurea (Bidens ferulifolia) はメキシコ、アリゾナ州の湿地や川辺などに自生し、ヨーロッパに帰化している。1年草(多年草)。高さ(10)50~100(250)㎝。葉柄は長さ2~4㎝。葉身は全形が三角形~披針形~披針状線形、長さ(30)50~120(220)㎜、幅10~50(150)㎜、1回羽状浅裂(3~5裂し、裂片は披針形~披針状線形、長さ30~120㎜、幅3~25㎜)又は2回羽状全裂(最終裂片は線形、長さ5~30㎜、幅1~2㎜)、基部は切形~楔形、最終の縁は全縁又は鋸歯縁、先は鈍形~尖鋭形、表面は無毛又は微軟毛がある。頭花は散房花序に配置する。花序柄は長さ(10)40~60㎜。副萼は8~12(17)個、普通、直立し、線形、まれにある葉状の苞は長さ3~6㎜、縁毛があり、外面は普通、無毛、ときに基部に剛毛がある。総苞は鐘形~半球形長さ4~6㎜、幅5~10㎜。総苞片は8~12個つき、卵形~披針形、長さ4~5(7)㎜(縁は普通黄色)。周辺小花は5~6個つき、小舌が黄色、長さ10~30㎜。中心小花は12~30(60)小つき、花冠が帯黄色、長さ3~4㎜。下位痩果は暗褐色~帯黒色、ほぼ扁平ときに不等な3~4角があり、線形。外側の痩果は長さ4~6㎜、内側の痩果は長さ5~7㎜、縁に逆毛や縁毛はなく、先は切形、表面に弱い2溝が2本あり、無毛又はまばらに小剛毛があり、ときに疣状。冠毛は無いか又は (1~)2(~4)個つき、直立して広がり、逆刺のある芒になり、長さ (1)1.5~4㎜。2n=24(メキシコ産)。
 ●ヤナギタウコギBidens cernua はBidens laevisによく似ていて混同される。北海道、青森県、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア、トルコ、北アメリカ、ヨーロッパに分布し、湿地に生える。高さ10~100㎝の一年草、8~10月に開花する。葉は無柄、葉身は卵状披針形~倒披針形~披針形~線形、長さ40~100(200)㎜、幅(2)5~25(45)㎜、両面とも無毛、基部は楔形~円形、縁は普通粗い歯牙状~鋸歯状、ときに全縁、先は鋭形~尖鋭形。頭花は放射状まれに円盤状、単生又はまばらな散房花序につく。花序柄は長さ10~40(100)㎜。萼状の苞(副萼)は(3)5~8(10)個つき、平開~反り返り、長楕円状~線状披針形、しばしば葉状になり、長さ (3)8~12(25)㎜、外面は普通、白粉状、ときに基部に剛毛があり、、縁には普通、縁毛がある。総苞は半球形~幅の広い半球形、長さ (3)6~10㎜、幅 (8)12~20㎜。総苞片は6~8個つき、卵形~卵状披針形~披針形、長さ2~10㎜。周辺小花は普通6~8個、ときに欠く。小舌は橙黄色、長さ2~15(18)㎜。中心小花は (10)40~100(150個つき、花冠は橙黄色、長さ3~4㎜。痩果は帯黒色~褐色、普通、扁平、ときに4角があり、楔形、外側につく痩果は長さ (3)5~6㎜、内側のものは長さ4~8㎜。痩果の表面は縦溝があり、無毛又は疣状小剛毛があり、縁は厚くなるか翼があり、下向きの縁毛があり、頂端は切形~凸形。冠毛は (2~)4個、逆刺のある芒状、長さ (1)2~4㎜。2n=24,48。
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