キエビネ 黄海老根

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Flora of Mikawa

ラン科 Orchidaceae エビネ属

英 名 Siebold's hardy calanthe orchid , Siebold's hardy orchid
中国名 大黄花虾脊兰 da huang hua xia ji lan
学 名 Calanthe striata R.Br. ex Lindl.
Calanthe sieboldii Decne. ex Regel
キエビネの花
キエビネの花2
キエビネ2
キエビネ
花 期 4~5月
高 さ 30~55㎝
生活型 多年草
生育場所 栽培種
分 布 在来種 日本、朝鮮、中国、台湾
撮 影 東栄町  05.5.15(栽培品)
キエビネはエビネ属の栽培種、育てやすく、よく栽培され、交配種も多い。エビネより全体に大型、花はかなり大きい。
 多年草、高さ30~55㎝。根茎は長く、太い。偽鱗茎は小さく(長さ2~2.5㎝×幅2~2.5㎝)、5~7個の鞘をもつ。葉は2~3枚つき、花時によく発達し、落葉しない。葉身は広楕円形、長さ20~60㎝×幅7~15㎝、先は鋭形又は微突形。基部は葉柄状になり、6~18㎝、偽茎は長さ4~14㎝×直径約1.5㎝。花茎は長さ40~50㎝、まばらに微軟毛がある。花序軸は長さ6~15㎝、緩く~ほぼ密に、花が6~13個つく。花の苞は宿存性、緑色、披針形、膜質、長さ10~15㎜、無毛、先は尖鋭形。花は明るい黄色、大きく、幅5.5~6.5㎝、わずかに肉質、芳香があるものもある。花柄及び子房は長さ10~15(20)㎜、まばらに微軟毛がある。背咢片は楕円形、長さ22~30㎜×幅10~15㎜、先は鋭形。側咢片は卵状長楕円形、斜め、長さ18~28㎜×幅8~14㎜、先は鋭形。花弁は狭楕円形、長さ19~24㎜×幅7~9.5㎜、基部は狭く、先は鋭形。唇弁はカラムの翼の長さ全体につき、水平に広がり、黄色、基部がまだらの赤色で、深く3裂する。側裂片は卵形又は鎌状倒卵形、斜め、長さ10~15㎜×幅5~8㎜、先は鈍状円形。中裂片は楕円形に近く、長さ9~13㎜×幅5~9㎜、先は微突形。中裂片のディスクには基部に5うねと2列の白色の短毛をもち、側2うねは肉質、中央の3うねは中裂片のほとんど先まで広がり、距は長さ約8㎜、内側には微軟毛がある。カラムは長さ約5㎜、太く、小嘴状に2裂し、花粉塊は短い花粉塊柄をもち、楕円形の粘着体につく。花期は(2~)4~5月。 2n = 40。