イワダレソウ  岩垂れ草
[中国名] 过江藤 guo jiang teng
[英名] turkey tangle fogfruit, common lippia , Texas frogfruit
[学名] Phyla nodiflora (L.) Greene
Lippia nodiflora (L.)Michx.
クマツヅラ科 Verbenaceae  イワダレソウ属
三河の植物観察
イワダレソウの花
イワダレソウの葉
イワダレソウの紅葉
イワダレソウの果時
イワダレソウの果序
イワダレソウの苞と果実
イワダレソウ葉の丁字状の剛毛
イワダレソウ
イワダレソウ2
イワダレソウ苞と萼に抱かれた果実
イワダレソウ萼に抱かれた果実
イワダレソウ分果の断面2
 世界に広く分布する。ただし、北アメリカや中国などのものは花が大きく、開花部分がヒメイワダレソウに似ている。在来種とは異なる結実しない園芸種もある。ヒメイワダレソウも含めて広義にPhyla nodifloraとしている場合もある。
 茎は横に這い、多数、分枝し、節から根を出して広がる。茎や葉の両面には丁字状の剛毛(中着毛 medifixed hair)がある。葉は対生し、ほぼ無柄。葉身は長さ1~4㎝、幅0.5~1.8㎝の倒卵形、多肉質~紙質、基部は楔形、先部の縁に粗く、鋭い鋸歯がある。葉の側脈は4対。花序は長さ1~2.5㎝の円柱状~卵形の頭状花序(穂状花序ともいわれる)、つくしの頭のような形をしている。花序柄は長さ1~7㎝。花は花序に隙間なく多数つき、それぞれの花を包むように1個の大きな苞がある。苞は覆瓦状に並び、先が小さく三角状に尖り、先の部分は紫褐色である。花序の色はこの苞の色であり、最下部付近は緑色で、他は紫褐色。花冠は2唇形、上唇が2裂、下唇が3裂し、直径約2㎜、紫ピンク色~白色、無毛、花後も褐色になって残る。(外来種や園芸種は花弁が大きく、5裂片も明瞭で、花冠の内部の黄色も明瞭に見える。)花序の上部で花が苞の間から出て、環状に順次、開花し、花序が長くなっていく。雄しべは4個。子房は2室、胚珠は室に1個。花柱は短く、柱頭は頭状。果実は蒴果(小堅果ともいわれる)、2個の萼片に左右から包まれ、広倒卵形~球形、長さ約1.5㎜、中央に縦溝があり、2個の種子(pyren、分果 nutletともいわれる)に分かれ、接合面は平ら、熟すと果序の下側から落ち始める。種子(分果)は半球状(平凸状)の倒卵形、長さは約1.5㎜、白色の軽いスチロール状の層があり、水に浮きやすくなっている。2n=36
 ヒメイワダレソウ Phyla canescens は南アメリカ原産。花序が短く、苞が緑色。花が大きい。
[花期] 7~10月
[草丈] 10~20㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 海岸の岩場、砂地
[分布] 在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、熱帯~亜熱帯に広く分布
[撮影] 田原市(旧赤羽町)  02.6.8
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