ヒメイワダレソウ  姫岩垂草
[別名] リッピア
[英名] lippia , hairy fogfruit , carpet grass
[学名] Phyla canescens (Kunth) Greene
Lippia canescens Kunth
Phyla nodiflora (L.) Greene var. minor (Gillies et Hook.) N. O’Leary et Mulgura
クマツヅラ科 Verbenaceae  イワダレソウ属
三河の植物観察
ヒメイワダレソウ花
ヒメイワダレソウ花
ヒメイワダレソウ花拡大
ヒメイワダレソウ花横
ヒメイワダレソウ葉の毛
ヒメイワダレソウ果実
ヒメイワダレソウ根
ヒメイワダレソウ
ヒメイワダレソウ葉
ヒメイワダレソウ果実2
 オーストラリアには広く帰化している。強い繁殖力で、茎が地表を這い広がり、踏圧に強いため、グランドカバーとして植えられることが多い。庭などに植えられたものが道端にまで広がったものや、農地の雑草対策に植えられたものが、見かけられる。乾燥にも強いことから、地球温暖化対策のための建物緑化植物としても注目されていた。生態系に被害を及ぼす恐れのある外来種として指定され、生態系被害防止外来種リストに掲載された(平成27年3月、環境省・農林水産省)。最近では不稔性のものが使われる。
 茎は這って広がり、節間は4㎝以下、節から発根して増える。葉は対生し、葉柄は長さ1~8㎜。葉身は長さ5~20(30)㎜、幅2~7(10)㎜、楕円形~倒卵形~へら形、狭倒卵形、先半分に鋸歯がある。葉は無毛~両面に伏した丁字状の剛毛(突起)が密にある。伏毛の基部は濃緑色になる。花序は腋生、花序の柄は長さ1~9(11)㎝。穂状花序は長さ0.5~0.8(1)㎝、花序の上面は平たく、直径約1㎝、多数の唇形花がつき、周囲の唇形花が開いた花弁のように見える。個々の花の基部に緑色の苞がある。萼は苞より小さく、2深裂し、長さ1.5~2.5㎜。花(花冠の弁部)は幅2~3㎜、最初白色で、後に紫色になり、暗色の斑紋がある。下唇は幅が上唇の2倍、3裂し、白色~淡紅色の中央裂片の中央に黄色の斑紋がある。果実は類球形、直径1.5~2㎜、熟すと2個の褐色の楕円形の分果に分かれる。冬には葉は枯れるが、春になると若葉が出てくる。2n=36
 イワダレソウ Phyla nodifloraは花序が長さ1~2.5㎝と長い。花は幅約2㎜とやや小さく、苞が紫褐色になる。
[花期] 7~9月
[草丈] 地を這う(長さ20~30㎝)
[生活型] 多年草
[生育場所] 日当たりの良い場所
[分布] 帰化種 南アメリカ原産
[撮影] 蒲郡市神ノ郷町  09.7.10
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