ホトケノザ 仏の座

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Flora of Mikawa

シソ科 Lamiaceae オドリコソウ属

別 名 サンガイグサ 三階草
中国名 宝盖草 bao gai cao
英 名 henbit dead-nettle, greater henbit
学 名 Lamium amplexicaule L.
ホトケノザの赤い花
ホトケノザの白い花
ホトケノザの花横
ホトケノザの蕾
ホトケノザの萼
ホトケノザ果実
ホトケノザ茎
ホトケノザ
ホトケノザの葉
ホトケノザの葉裏の毛
ホトケノザ分果
ホトケノザ未熟な分果
花 期 10~6月
高 さ 10~30cm
生活型 越年草
生育場所 道端、田畑
分 布 在来種  北海道を除く日本全土、中国、ロシア、西アジア、中央アジア、ヨーロッパ、北アメリカ(帰化)
撮 影 豊田市 13.3.20
花期が長く、普通は春と言われているが三河地方では秋にも普通に群生している。夏に見かけることもままある。
 1年草(越年草)。夏に見かけることもままある。茎は4稜形、下向きの毛があり、基部で分枝し、直立する。葉は長さ1~2㎝の扇形、対生して段々につき、別名、三階草とも呼ばれる。葉は両面に白毛がある。上部の葉には柄がなく、下部の葉には長い柄がある。頭頂部付近の葉腋に3~6個の花の仮輪をつける。苞は茎を抱き、無柄、普通、幅が長さより広い。花冠は2唇形、下唇は3裂し、大きな中央の裂片はさらに2裂する。この大きな下唇がハナバチ類の目印になり、蜜を吸う足場になる。花冠は咢よりかなり長く、普通、上唇及び筒部背面が紅紫色で、下唇は長さ1.5~2.5㎜、白色。全体に赤味が強く、下唇も赤味を帯びるものもある。花の頭部には赤色の毛が密生する。萼は長さ5~7㎜、筒形、先が5裂して鋭く尖り、白毛が密生し、腺点がまばらにある。果実は4分離果。小堅果は長い倒卵形、背側わずかに凸面、腹側の2面は平らで屋根状、目立つうねがあり、長さ2~2.2㎜×幅0.9~1.1㎜、表面は不規則な帯白色の突起で覆われ、鈍い、灰褐色、基部に種沈がつく。秋に閉鎖花をつけることもある。花が完全に白色のものはめったにないが、シロバナホトケノザ form. albiflorum Hiyama という。2n=18。
 類似種としてはヒメオドリコソウモミジバヒメオドリコソウがあり、葉の形や花の斑紋が少しずつ違う。