ヒロハノアマナ 広葉の甘菜

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Flora of Mikawa

ユリ科 Liliaceae アマナ属

別 名 ヒロハアマナ
中国名 阔叶老鸦瓣 kuo ye lao ya ban
学 名 Amana erythronioides (Baker) D.Y.Tan et D.Y.Hong
 synonym Tulipa erythronioides Baker
 synonym Amana latifolia (Makino) Honda
 synonym Tulipa latifolia (Makino) Makino
ヒロハノアマナの花
ヒロハノアマナの苞
ヒロハノアマナの苞
ヒロハノアマナ
ヒロハノアマナの葉
花 期 3~4月
高 さ 11~20㎝
生活型 多年草
生育場所 草地、畔、林縁
分 布 在来種 本州(東北地方南部以西)、四国、九州、中国
撮 影 豊橋市  04.3.28
以前は日本固有種とされてきたが、中国東南部のものと同一種であるという見解により、学名が変更されている。
 多年草、高さ11~20㎝。地下の鱗茎は卵形、直径2~4㎝。薄皮は帯褐色、紙質、内側に密に絨毛状綿毛がある。花茎は長さ11~20㎝、無毛。 葉は普通、2枚、粉白を帯び、線形~狭い長円形、長さ(7)15~20㎝×幅(0.5~)0.9~2.2㎝、無毛、中央に白色の線がある。苞は普通、3または4個、輪生し、ごくまれに2個が対生し、狭線形、長さ1.5~2㎝×幅1~2㎜。小花柄は長さ1~4㎝。花被片は広披針形、長さ(1.5)1.8~2.4cm×幅2.5~3㎜、白色に暗紫色の脈がある。雄しべは6本、外側の雄しべは長さ5~6 mm、内側の雄しべは長く、長さ約7.5㎜。花糸は下部で広がり、無毛。花柱は長さ約3㎜。蒴果はほぼ球形、直径約12㎜、3稜がある。花期は4月。
 アマナは葉が長くて幅が狭く、白色の線の幅も狭くて目立たず、苞が普通、2個(希に3個)。