ヒメバライチゴ  姫薔薇苺
[学名] Rubus minusculus HLev. et Vaniot.
Rubus rosifolius Sm. var. minor Makino
バラ科 Rosaceae  キイチゴ属
三河の植物観察
ヒメバライチゴの花
ヒメバライチゴの花2
ヒメバライチゴの雌しべ
ヒメバライチゴの葉裏の腺点
ヒメバライチゴの刺
ヒメバライチゴ
ヒメバライチゴの葉
 茎に上向きに曲がった刺が生え、腺点があるのが特徴。葉は互生し、奇数羽状複葉、2~5対の小葉がつく。小葉は長さ2~3㎝の狭卵形~披針形、縁は重鋸歯、先端の小葉がやや大きい。葉裏には腺点がある。花枝の葉は小葉の数が少なく、幅が広い。托葉は長さ約1㎝の披針形。花は白色の5弁花、全体の大きさに比べて大きく、直径約4㎝、上向きに咲く。小花柄は長さ2~3㎝、軟毛がある。花弁は長さ12~15㎜、基部が急に狭まる。萼には腺点と軟毛があり、萼片の先は細く伸びる。果実は直径約1.5㎝の球形、夏の終り頃赤く熟す。
 ナンヨウバライチゴ Rubus rosifolius は中国、インドネシア、マレーシア、パプアニューギニア、オーストラリアに分布する。中国名は空心泡 (kong xin pao)。英名はroseleaf raspberry, thimbleberry。茎、葉、萼に腺点がある。花は直径2~3(5)㎝。花弁は長さ8~15㎜の惰円形~倒卵形。 萼片は花弁とほぼ同長か短い。茎の刺はわずかに下向きに曲がる。
 バライチゴ(ミヤマイチゴ)Rubus illecebrosus は葉が似ていて同じ頃果実が熟す。刺が下向きに曲がる。茎、葉、萼など腺点はない。花期が6~7月とやや遅い。
[花期] 4~5月
[果期] 8~9月
[樹高] 20~40㎝
[生活型] 落葉小低木
[生育場所] 日当たりのよい場所
[分布] 在来種(日本固有種) 本州(千葉県以西の太平洋岸)、四国、九州
[撮影] 愛知県民の森  07.4.30
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