和名の由来は夏の日照りの中でも繁茂することから。水田で普通に見られる雑草。
茎は無毛、扁平な四稜形。葉は左右から内側に折りたたまれ、上部でくっつく剣形と呼ばれるアヤメ科の植物の葉と同じ形である。複散形の花序に多数の小穂をつける。小穂は長さ2.5~4㎜の卵円形、褐色。苞は小さく目立たない。鱗片は長さ1~1.3㎜、紫褐色。果実は白色~淡黄色、長さ約0.6㎜の倒卵形で、表面にはこぶ状の突起があり、鈍い3稜がある。柱頭は3岐。柱基はやや膨らむが果実に残らない。2n=10
クロテンツキは小穂がやや大きく、鈍頭の卵形、暗褐色。