ハチジョウススキ 八丈薄

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Flora of Mikawa

イネ科  Poaceae ススキ属

中国名 八丈芒 ba zhang mang
学 名 Miscanthus sinensis Andersson var. condensatus (Hack.) Makino
 synonym Miscanthus sinensis Andersson subsp. condensatus (Hack.) T.Koyama
 synonym Miscanthus condensatus Hack.
ハチジョウススキの花序
ハチジョウススキの小穂
ハチジョウススキの果実
ハチジョウススキの茎
ハチジョウススキ
ハチジョウススキの小穂
ハチジョウススキの葉
ハチジョウススキの裏
花 期 8~10月
高 さ 50~100㎝
生活型 多年草
生育場所 海岸の草地
分 布 在来種 本州(千葉から愛知県の太平洋岸)、沖縄、台湾
撮 影 渥美半島  06.11.1
ススキの海岸型の形質が固定したものと考えられている。最近では変種として認めない見解が多くなってきている。
 ススキに比べ全体に太く、茎は直径2㎝にもなる。葉の幅も1.5~4㎝と広い。葉の縁には刺があるが、縁が裏側に巻いているため、葉の表からは刺が見えにくい。ススキより刺が鈍く、触っても刺がひっかかりにくく、刺のないこともある。葉裏はやや白味を帯び、葉裏の毛がほとんどないものが普通である。葉舌は厚く、長さ約3㎜、切形、縁毛はない。花序はススキとよく似ているが、枝がやや太く、密集する。小穂は長さ5~6㎜の披針形。苞頴は毛が散生し、基部に白色の長毛を密生する。2小花だが、第1小花は退化し護頴だけになり、、第2小花の護穎に途中で曲がった長い芒が1本ある。
 ススキとハチジョウススキの雑種も知られており、エノシマススキと呼ばれている。