ハマヒエガエリ 浜稗返り

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaeceae ヒエガエリ属

中国名 长芒棒头草 chang mang bang tou cao
英 名 annual rabbitsfoot grass, annual beard grass
学 名 Polypogon monspeliensis (L.) Desf.
ハマヒエガエリ花序
ハマヒエガエリ花序拡大
ハマヒエガエリ葉舌
ハマヒエガエリの茎
ハマヒエガエリの蒴果
ハマヒエガエリ
ハマヒエガエリ葉先
ハマヒエガエリ小穂
ハマヒエガエリ熟した小穂
ハマヒエガエリ小穂の拡大
ハマヒエガエリの護頴に包まれた果実
花 期 5~6月
高 さ 30~60(100)㎝
生活型 1年草
生育場所 海辺や河川敷の湿地
分 布 在来種 本州、四国、九州、沖縄、ヨ-ロッパ、アジア、北アフリカ
撮 影 西尾市(一色町) 12.7.6
海岸近くの湿った場所にヒメガマ、ヤマアワに混じって群生していた。
 房状になる(叢生する)。稈は直立または膝状に曲がり、高さ30~60(100)㎝。 葉身は狭~広い線形、長さ(2)8~13(15)㎝×幅(2)5~8(9)㎜、質が薄く柔らかく、上面と縁はザラつき、下面は平滑、先は鋭形。葉鞘は平滑、無毛。葉舌は長さ2~8㎜、鋭形。円錐花序は外形が狭長円形で、密集し、穂状花序状で、ときにわずかに分岐し、長さ(1)5~7(10)㎝、幅0.7~1㎝、淡緑色で、黄色の剛毛に厚く覆われる。小穂は狭長円形、長さ1.5~2.5㎜、幅0.7~1㎝、1小花をもつ。苞穎は狭倒卵状長円形、微軟毛があり、脈は鋭い刺毛があり、刺状にザラつき(scabrid-aculeate)、縁に長い縁毛があり、先は凹形、裂片の先はわずかに鋭く、切れ込みから芒が出る。芒は苞穎の体の長さの(2)2.5~4倍あり、長さ6~10㎜。護穎は薄い膜質、倒卵形、長さ1~1.2㎜、先はわずかに4歯があり、中脈は突き出し、細く、真っすぐで、落ちやすい、長さ1.5~2㎜の芒になる。内穎は苞穎と同長、薄い膜質。雄しべは3個、葯は長さ約0.8㎜。 穎果は倒卵状長円形、長さ0.8~1㎜、腹面がわずかに溝状に窪む。2n=14, 28, 35, 42。花期およ果期は5~10月(花期は5~6月)。
 ヒエガエリは苞頴の毛が短く、芒が苞頴とほぼ同長。