ハマギク  浜菊
[英名] Nippon daisy , Nippon-chrysanthemum , Montauk daisy
[学名] Nipponanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam.
Chrysanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Sprenger
キク科 Asteraceae (Compositae)  ハマギク属
三河の植物観察
ハマギクの蕾
ハマギクの花
ハマギク総苞
ハマギク総苞片
ハマギクの葉裏
ハマギク
ハマギク葉
 ハマギクは青森県~茨城県の太平洋側に自生するハマギク属の日本固有種である。花が大きく強健で栽培しやすいため、古くから栽培されている。フランスギクに似ており、シャスターデージーの交配親としても知られている。
 亜低木、高さ02~1m。茎は木質化し、太く、地下茎は横に帯びない。葉は互生、密につき、葉柄は無い。葉身はへら形~披針形、長さ5~9㎝×幅1.5~2㎝、質が厚く、光沢があり、葉の上半部に波状鋸歯~粗い鋸歯がある(ときに全縁)。 頭花は枝先に上向きに単生し、直径約6㎝。舌状小花は[50~]80~250+個つき、雌性、稔性、白色、21~34+個つく。中心小花は両性、稔性、筒状、多数つく、初め帯緑色、後に黄色。総苞は長さ約1㎝の半球形~椀形。総苞片は4列につき、わずかに微毛がある。総苞外片は竜骨が無く、縁が膜質、幅は総苞内片の幅より広い。痩果は2形、舌状小花の痩果は鈍い三角柱形、やや扁平、やや曲がり、長さ約3㎜、冠毛は短い冠状冠毛。中心小花の痩果は長さ約4㎜、細い円柱形、10脈があり、冠毛は切れ込みのある冠状冠毛(短い王冠形の鱗片)。x=9。花期は9~11月
[花期] 9~11月
[草丈] 20~100㎝
[生活型] 亜低木
[生育場所] 海岸の岩場
[分布] 在来種(日本固有種)  青森県~茨城県の太平洋側
[撮影] 西尾市 19.8.29

  ハマギク属

  Family: Asteraceae - genus Chrysanthemum

 低木、高さ20~100㎝。茎は1+,本、直立、上部で分枝し、有毛、無毛になる。葉は茎葉(ほとんど、茎の上部に密集する)、互生し、無柄。葉身は長円形又はへら形~披針形(基部は楔形)、縁は上部に歯があり又は全縁、表面は無毛又は微細剛毛がある。頭花は放射状頭花(radiate)、単生。総苞は半球形又は広く、直径15~20㎜。総苞片は宿存し、30~50+個、±4列につき、分離し、披針形~長円形(oblong~倒卵形~卵形(竜骨は無く)、不等長、縁と先は薄膜質。花托は凸面、パレアは無い。周辺小花は21~34+個、雌性、稔性、花冠は白色、花弁(laminae)は±卵形~線形。中心小花は[50~]80~250+個、両性、稔性、花冠は黄色 [赤色又は紫色]、花冠筒部は円筒形(基部は膨れず、普通、腺点がある)、のど部は±鐘形、裂片は5個、デルタ形(樹脂嚢はない)。痩果は±円柱形、うねが8~10本あり(翼はなく)、表面はおそらく無毛(果皮は粘液の細胞や樹脂嚢は無い) 。冠毛は鱗片の王冠。 x = 9.(Flora of Noth America)
 ハマギク属は日本固有種のハマギクだけの単一種属(monotypic genus) 。


 ハマギク属 の主な種と園芸品種

 1  Nipponanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam.  ハマギク 浜菊
    synonym Chrysanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Sprenger
    synonym Leucanthemum nipponicum Franch. ex Maxim.
 日本固有種(青森県~茨城県の太平洋側)。海岸の岩場などに生える。野生化したものが伊豆半島でもみられる。英名はNippon daisy , Nippon-chrysanthemum , Montauk daisy。シャスターデージーの交配親として使われている。
 亜低木、高さ0.5~1m。茎は木質化し、太く、地下茎は横に帯びない。葉は互生、密につき、葉柄は無い。葉身はへら形~長卵形、長さ5~9㎝×幅1.5~2㎝、質が厚く、光沢があり、葉の上半部に波状~粗い鋸歯がある。 頭花は枝先に上向きに単生し、直径約6㎝。舌状小花は雌性、白色、20~30個程度つく。中心小花は両性、筒状、多数つく、初め帯緑色、後に黄色。総苞は長さ約1㎝の椀形。総苞片は4列につき、わずかに微毛がある。総苞外片は縁が膜質、幅は総苞内片の幅より広い。痩果は2形、舌状小花の痩果は鈍い三角柱形、やや扁平、やや曲がり、長さ約3㎜、冠毛は短い冠状冠毛。中心小花の痩果は長さ約4㎜、細い円柱形、10脈があり、冠毛は切れ込みのある冠状冠毛。x=9。花期は9~11月。
【Flora of Noth Americaの解説】
 葉身は長さ20~75(~90)㎜×幅12~15(~20)㎜、最終の縁は上部に歯があるか又は全縁。周辺の花弁(laminae)は長さ20~30㎜。痩果は長さ3~4㎜。2n=18。花期は10~11月。
品種) 'Montauk Daisy'


 参考

1) GRIN
 Nipponanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam.
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomydetail.aspx?id=317349
2) Flora of Noth America
 Nipponanthemum
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=200453
3)Nipponanthemum nipponicum - Plant Finder
 Nipponanthemum nipponicum
 http://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?kempercode=i560
4) 山渓ハンディ図鑑1
 野に咲く花 ハマギク

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