ハコネウツギ 箱根空木
Flora of Mikawa
タニウツギ科 Diervillaceae タニウツギ属
学 名 | Weigela coraeensis Thunb. |
花 期 | 5~6月 |
高 さ | 3~5m |
生活型 | 落葉小高木 |
生育場所 | 海岸の林内、林縁 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 北海道(南部)、本州、四国、九州 |
撮 影 | 幸田町(植栽) 15.5.25 |
ハコネウツギという名であるが、箱根には少なく、箱根にはニシキウツギの方が多い。庭木としてよく栽培されている。
葉は対生し、葉柄は長さ8~15㎜。葉身は長さ6~16㎝の楕円形~広楕円形、先は鋭く尖り、基部は円形~楔形、縁に細鋸歯がある。葉表は無毛、葉裏はやや光沢があり、無毛又は小毛。枝先や葉腋に2~3個の花をつける。苞は長さ2~12㎜の披針形~線形。花は初め白色、次第に紅色に変化し、初めから紅色のものはベニバナハコネウツギ、白色で変色しないものはシロバナハコネウツギという。花冠は長さ3~4㎝、漏斗形、先が5裂する。花冠の筒部が中間で、急に太くなるのが特徴。萼は基部まで5裂し、裂片は狭い披針形、先は尖る。雄しべ5個。雌しべ1個。柱頭はほぼ球形。蒴果は長さ2.7~3㎝の円柱形、淡褐色、熟すと裂開する。種子は長さ約1.5㎜の惰円形、周囲に翼がある。
ニシキウツギは花色が同じように変化する。葉柄が長さ5~10㎜、葉裏に毛が多く、主脈上の毛が低く斜上する。花冠の筒部の広がり方がなだらか。
タニウツギは花が淡紅色で、変化しない。葉裏に白毛が密生する。
ヤブウツギは花が濃紅色。葉裏の主脈に開出毛が多い。
葉は対生し、葉柄は長さ8~15㎜。葉身は長さ6~16㎝の楕円形~広楕円形、先は鋭く尖り、基部は円形~楔形、縁に細鋸歯がある。葉表は無毛、葉裏はやや光沢があり、無毛又は小毛。枝先や葉腋に2~3個の花をつける。苞は長さ2~12㎜の披針形~線形。花は初め白色、次第に紅色に変化し、初めから紅色のものはベニバナハコネウツギ、白色で変色しないものはシロバナハコネウツギという。花冠は長さ3~4㎝、漏斗形、先が5裂する。花冠の筒部が中間で、急に太くなるのが特徴。萼は基部まで5裂し、裂片は狭い披針形、先は尖る。雄しべ5個。雌しべ1個。柱頭はほぼ球形。蒴果は長さ2.7~3㎝の円柱形、淡褐色、熟すと裂開する。種子は長さ約1.5㎜の惰円形、周囲に翼がある。
ニシキウツギは花色が同じように変化する。葉柄が長さ5~10㎜、葉裏に毛が多く、主脈上の毛が低く斜上する。花冠の筒部の広がり方がなだらか。
タニウツギは花が淡紅色で、変化しない。葉裏に白毛が密生する。
ヤブウツギは花が濃紅色。葉裏の主脈に開出毛が多い。