ギンリョウソウ  銀竜草
[別名] ユウレイソウ
[中国名] 球果假沙晶兰 qiu guo jia sha jing lan
[学名] Monotropastrum humile (D.Don) Hara.
Monotropa humilis D. Don
ツツジ科 Ericaceae  ギンリョウソウ属
三河の植物観察
ギンリョウソウの花
ギンリョウソウの花
ギンリョウソウの花横
ギンリョウソウの未熟な果実
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ2
 イチヤクソウ科 Pyrolaceae はツツジ科に統合された。
 陽の当たらない林内に白く浮かび上がって見えるため、ユウレイソウとも呼ばれる。木陰に群生する光合成を行わない腐生植物。
 地下に短い地下茎と根がある。花序は花茎があり、高さ10~20㎝、花の下で直径2~8㎜、土中の節部分から出て花を1個つける。花は花時に下向き、筒状鐘形。萼片は1~5個つき、長楕円形、長さ8~20㎜、幅2~11㎜、普通、無毛。花弁は3~5個付き、普通、長楕円形、長さ10~20㎜、幅5~15㎜、萼片よりわずかに長く、外面は無毛、内面には毛があり、基部は広袋状。花盤は対につき、長く、細く、裂片は花弁の基部の袋に向かって、子房から突き出る。液果は直立~下向き、白色、卵状球形、長さ9~20㎜、幅10~24㎜。種子は多数、肉質の内部に埋め込まれる。花期は4~8月。果期は5~9月。
 アキノギンリョウソウMonotropa uniflora はシャクジョウソウ属、花が秋に咲く。
[花期] 5~8月
[草丈] 10~20㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 草地、空地
[分布] 在来種  日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータン、ネパール、インドネシア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム
[撮影] 愛知県民の森  04.5.15

 ギンリョウソウ属

Familia: Ericaceae - genus Monotropastrum
 多年草、絶対的な寄生植物、宿存する根組織がある。根はかなり、密につく。茎は欠く。葉は無い。花序は花茎又は総状花序につき、根の節部分から出る。花序の苞は薄片状、無柄、普通、花序軸に伏せてつく。花は花茎に1個又は総状花序に数個つく。個々の花は花時に下向き、果時に直立する。萼片は (1~)3(~5)個、たまに欠き、花弁に密着する。花弁は3~5個、長楕円形、外側は無毛、内側には細かい毛があり、基部は広い袋状、先は広がる。雄しべは花弁とほぼ同長、普通、2列に交互に6~10個つく。葯は水平な腎形、末端に隙間がある。花盤は1組の裂片があり、短い雄しべの列の基部につく。子房は1室、4又は5個以上の側膜胎座がある。花柱は長さ3~6㎜、細く、子房との合着はわずか。、裂開線は見え無い。果実は非裂開の液果。種子は微細、多数、卵形、網目があり、翼や付属体は無い。 
 日本、朝鮮、中国、ロシア、インド、ブータンネパール、ブータン、インドネシア、ラオス、タイ、ミャンマー、ベトナムに2種が分布する。

 ギンリョウソウ属の種

 1  Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara  ギンリョウソウ
     synonym Monotropa humilis D. Don
     synonym Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara var. tripetalum (Makino) H.Hara
 日本、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータン、ネパール、インドネシア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムに分布。中国名は球果假沙晶兰(qiu guo jia sha jing lan)
 花序は花茎があり、花は単生、花弁は萼片と似ているが、基部が広い袋状。花盤の裂片は長く、細い。
 1-1 Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara f. roseum (Honda) Yonek.   ベニバナギンリョウソウ 
   花序が紅色を帯びる。
 2  Monotropastrum sciaphilum (Andres) G. D. Wallace 
 中国原産。中国名は荫生沙晶兰( yin sheng sha jing lan)
 花序は総状花序、花は2~数個。花弁は萼片と区別でき、基部は狭い袋状。花盤の裂片は短く、丈夫。
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