ダイコン  大根
[別 名] スズシロ 清白
[中国名] 萝卜 luo bo
[英 名] Japanese radish , Chinese radish , Oriental radish , cultivated radish
[学 名] Raphanus sativus L.
Raphanus sativus L. var. longipinnatus L.H.Bailey
Raphanus sativus L. var. hortensis Backer
アブラナ科 Brassicaceae (Crucifera)  ダイコン属
三河の植物観察
ダイコンの花序
ダイコンの花
ダイコンの花横
ダイコンの葉
ダイコンの茎
ダイコン基部
ダイコン
ダイコン根
 栽培されている日本の食用ダイコンは中国から渡来したものといわれ、古くは、大きな根を意味する大根(おおね)と呼ばれていた。ダイコンは古くからの栽培種であり、元はハツカダイコンvar. sativus に近いものと考えられ、ハツカダイコンを基準変種とし、その変種 var. longipinnatus 又はvar. hortensis として分類されている。現在では世界で広く栽培されている多くの変種や品種の栽培種があり、広義に Raphanus sativus とすることが普通になっている。放置されたり、捨てられたダイコンから花が咲くことがあるが、花は野生のハマダイコンとよく似ている。
 全体に無毛~ざらざら~剛毛があるなど多形。根は肉質、白色~ピンク~赤色~黒色、線形~紡錘形~長楕円形~球形、長さ1~100㎝、幅0.5~45㎝、ときに細く、肉質でない。茎は単一~分枝する。根生葉は長さ1~30㎝の柄があり、葉身は長楕円形~倒卵形~倒披針形~へら形、長さ 2~60㎝、幅1~20㎝、 頭大羽状分裂 ~羽状分裂、ときに分裂せず、鋸歯縁、先は鈍形~鋭形、側裂片は1~12対、ときに無く、長楕円形~卵形、長さ10㎝、幅5㎝以下。最上部の茎葉はほぼ無柄、しばしば分裂せず、鋸歯縁。果実の柄は開出~斜上し、直線状、長さ05~4㎝。萼片は狭長楕円形、長さ5.5~10㎜、幅1~2㎜、無毛~わずかに有毛。花弁は4弁、紫色~ピンク~ときに白色、しばしば脈が濃くなり、広倒卵形、長さ1.2~2.2㎝、幅3~8㎜、先は鈍頭~凹形、花弁の基部の細い爪状部分は長さ1.4㎝以下。花糸は細く、長さ5~12㎜。葯は長さ1.5~2㎜。果実は紡錘形~披針形~ときに卵形~円筒形。種子のない弁状の部分は長さ1~3.5㎜、離れた部分に種子があり、長さ(1)3~15(25)㎝、幅(0.5)0.7~1.3(1.5)㎝、コルク質、基部は丸く、先は円錐状、平滑、又はまれに種子の間が狭くなり、肋は無く、熟しても裂開しない。花柱は長さ1~4㎝、柱頭は全縁。種子は球形~卵形、直径2.5~4㎜。2n=18
 ハマダイコンは海岸に生える野生種であり、根が太くならない。ハツカダイコンの変種 var. raphanistroides と考えられていたが、食用ダイコンの品種 form. raphanistroides という見解もあり、最近ではハマダイコンも広義に Raphanus sativus とし、栽培種のダイコンやハツカダイコンを含めて同一種とする見解もある。花もよく似て、見分けがつかない。2n=18
 セイヨウノダイコン Raphanus raphanistrum は花弁が黄色~乳白色(脈が暗褐色~紫色)。英名はwild-radish、中国名は野萝卜(ye luo bo) 。果実は長さ((1.5)2~11(14)㎝、幅(2.5)3~8(11)㎜、縦脈が深く、種子が6個以下。果実は赤褐色~暗褐色~黒色。2n=18
[花期] 4~6月 栽培時期による
[草丈] 10~130 ㎝
[生活型] 1~2年草
[生育場所]
[分布] 栽培種 世界で広く栽培されている
[撮影] 西尾市 15.4.6
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