アラセイトウ 紫羅欄花
[別名] ストック、コアラセイトウ
[中国名] 紫罗兰 zi luo ran
[英名] common stock , Brompton stock , gilly-flower , hoary stock , ten-week stock
[学名] Matthiola incana (L.) R.Br.
Matthiola incana (L.) W. T. Aiton
アブラナ科 Brassicaceae   アラセイトウ属
三河の植物観察
アラセイトウの蕾
アラセイトウの花
アラセイトウの花2
アラセイトウの果実
アラセイトウの重花弁の花
アラセイトウ
オオアラセイトウの葉
オオアラセイトウの葉2
 観賞用に世界中で広く栽培され、アフリカ、南北アメリカ、オーストラリア、トルコなどで野生化が知られている。中国でも広く栽培されているが、野生化は知られていない。日本では普通、秋蒔きの1年草とされている園芸種である。写真の花はモーブ色に近い。
 2年草又は短年の多年草、寒冷な地域では1年草。全体に有毛、クローブのような芳香がある。強い香りのものがロンドンの Brompton Park Nursery で1700年代に確認された。これがBrompton stock の名の由来であり、この名が今でも普通に使われている。長い年を経て、多くの園芸種が作り出され、ハイブリッドのほとんどはMatthiola incana、Matthiola sinuata(sea stock)、Matthiola odorataを含んでいる。芳香があり、花は一重又は二重花弁、頂生の総状花序に花が密につく。花色はピンク色、ラベンダー、パープル、白色、黄色、赤色など多彩。花は普通、春であるが夏や秋に咲くものもある。果実ができないものもある。incanaの名は葉が有毛又は灰白色であることに起因する。
 茎は普通、直立し、高さ25~75㎝、ほとんど基部から分枝し、灰白軟毛があり、柔らかい分岐毛又は星状毛と有柄・無柄の腺点が混じる。葉は灰緑色、密に互生し、倒披針形、普通、全縁~波状縁。基部のロゼットは長さ3~16㎝、幅(0.5) 1~2㎝、先は普通、円形。上部の葉は小さく、形は類似。花序は頂生の総状、密に15~30個の花をつけ、果時に長さ30㎝以下。花は幅2~4㎝、モーブ色 ~バイオレット色。花柄は果実に長さ2.5㎝以下、強く、太くなり、直立又は斜上する。萼片は長さ8~12㎜。花弁は長さ15~30㎜、幅3~8㎜、倒卵形、爪部が長い。雄しべは7~9個、長さ10~12㎜。葯は長さ約2㎜。長角果は長さ (7) 10~15㎝、幅2.5~4㎜、短腺毛がある。柱頭は2裂し、直立し、無柄。種子は直径約2㎜、褐色、翼がある。(Flora of Pakistanなど)
 オオアラセイトウOrychophragmus violaceus は葉が羽状に深裂する。よく野生化している。
 ニオイアラセイトウErysimum cheiri (L.) Crantzはヨーロッパ原産、世界で広く栽培されている。別名はキバナアラセイトウともいうが、栽培品種の花色は多い。花に強い芳香があるのが特徴。
[花期] 3~5月
[草丈] ((15)25~75㎝
[生活型] 2年草(1年早)、多年草
[生育場所] 園芸種
[分布] 帰化種  ヨーロッパ(ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、ギリシャ、イタリア、モンテネグロ、スロベニア、フランス)、キプロス原産
[撮影] 豊橋市 16.3.4
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