アイダクグ   
[別名] タイワンヒメクグ
[中国名]

短叶水蜈蚣 duan ye shui wu gong

[英名] shortleaf spikesedge
[学名] Kyllinga brevifolia Rottb
Kyllinga brevifolia Rottb var. brevifolia
カヤツリグサ科 Cyperaceae  ヒメクグ属
三河の植物観察
アイダクグ の惰円形の花序上
アイダクグ の惰円形の花序
アイダクグ の球形の花序
アイダクグ 楕円形の花序、小付き
アイダクグ の果実
アイダクグ
アイダクグ小穂
アイダクグ鱗片竜骨の刺
 熱帯アメリカ原産ともいわれ、全世界の熱帯~暖温帯に広く分布する。ヒメクグと似ており気づきにくい。撹乱の多い場所ではヒメクグではなく、アイダクグの方が多いと思われる。条件がよいとヒメクグよりかなり草丈が高くなり、花序はやや楕円形が多いが、球形のものも混じる。ヒメクグとの判別には鱗片の刺の確認が必要である。
 根茎は赤色を帯び、横に伸びて匍枝状になり、太く、鱗片葉を含めると直径1㎜以上になる。花茎に長さ5~8(4~7)㎜の球形~やや惰円形の頭状花序が1(1~3)個つく。苞葉は2~3個付き、最長のものは最長23㎝に達するものも見られる。苞葉は水平からやや下向きにつく場合も多いが、場所によっては最下の苞葉がすべて直立しているときもある。小穂は長さ3~3.5(2.2~3.2)㎜の惰円形(長楕円形~披針形)。鱗片は4個つき、下の2個は小さい。小さい2個は薄い膜質。大きい2個の鱗片は長さ約3㎜及び約2.5㎜。鱗片の竜骨は緑色で、透明な三角形の膜質でない上向きの小刺がある。果実は長さ約1(1~1.3㎜)㎜の倒卵形(惰円形)、柄がわずかにある。柱頭は2分岐。
 1枚目の写真は頭状花序の横に小さな花序がついており、このような形も多いようである。2枚目の写真は最下の苞葉がすべて直立し、頭状花序が球形のものもあり、タチヒメクグと誤認した草形である。
 ヒメクグは普通、苞葉が横から下向きにつく。しかし、場所により最下の苞葉がすべて直立するときもある。花序が球形。鱗片の竜骨は平滑で、刺がない。
 タチヒメクグは高さ5㎝ほどの小型のものが多く、最下の苞葉がすべて上向きに直立し、長いものは花茎より長くなる。鱗片竜骨の刺が膜質である。また、根茎は短いか又は不明瞭で、節間が短い。
[果期] 7~10月
[草丈] 2~55㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 畦、湿地、湿った道端
[分布] 在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、全世界の熱帯~暖温帯
[撮影] 三ヶ根山麓  07.7.23
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