オクマワラビ 雄熊蕨

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Flora of Mikawa

オシダ科 Dryopteridaceae オシダ属

中国名 同形鳞毛蕨 tong xing lin mao jue
学 名 Dryopteris uniformis (Makino) Makino
オクマワラビの葉
オクマワラビの裂片
オクマワラビのソーラス
オクマワラビの鱗片
オクマワラビ"
オクマワラビ葉裏の上部"
高 さ 50~80㎝
生活型 常緑性
生育場所 山地、山麓の林床、林縁
分 布 在来種  北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、朝鮮、中国
撮 影 豊田市     04.5.2
根茎は短くて太く、葉は叢生する。葉柄はわら色、長さ15~24㎝、基部の鱗片は密につき、黒褐色~黄褐色。葉はやや厚い革質。葉身は長さ40~70㎝の長楕円形~長楕円状披針形、 2回羽状深裂、下の方まで同幅。羽片は長さ9~11㎝、幅1.5~2㎝の披針形、先が尖り、基部は広楔形で、短い柄がある。羽片は先端部では中裂、基部では全裂し、小羽片となる。小羽片は長楕円形、円頭で、細かい鋸歯がある。ソーラスは葉の上部半分の羽片に3~6対つき、包膜は全縁、早落性。
 名が似たクマワラビは葉の先端部の縮小した羽片だけにソーラスがつき、胞子を出すとこの先端部が枯れる。また下部の羽片が短く、裂片の先が尖る。クマワラビとオクマワラビの雑種はアイノコクマワラビといい、上半分はオクマワラビに似て、下半分はクマワラビに似る。