クサソテツ 草蘇鉄

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Flora of Mikawa

イワデンダ科  Woodsiaceae クサソテツ属

別 名 ガンソク、コゴミ(若芽)
中国名 荚果蕨 jia guo jue
[英名] ostrich fern, shuttlecock fern
学 名 Matteuccia struthiopteris (L.) Tod.
コゴミ(クサソテツの芽)
クサソテツの胞子葉
クサソテツの葉裏
クサソテツ
クサソテツ羽表
高 さ 60~160㎝
生活型 夏緑性
生育場所 山地の明るい草原や湿地
分 布 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア、ヨーロッパ、北アメリカ
撮 影 東栄町  05.4.29
若芽はコゴミと呼ばれ食用とされ、最近ではスーパーに並ぶようになってきた。味はほとんど癖がなく、テンプラやお浸しなどがおいしい。
 根茎は直立し、叢生し、走出枝を出して広がる。葉は2形。栄養葉は鮮緑色で、薄い草質、葉身は長さ50~100㎝、幅18~25㎝、ソテツに非常によく似ていて倒卵形~倒卵状披針形、2回羽状中裂~深裂。羽片は40~60対つき、葉先の羽片は急に小さくなり、下部の羽片は次第に小さくなり、基部近くまで、小羽片がつく。裂片は円頭、基部の裂片だけ鋭頭。胞子葉は秋に出て、冬も残る。胞子葉は栄養葉より小さく、長さ20~40㎝、幅1~8㎝、 倒披針形で褐色。
 イヌガンソクは暖地の暗い林下などに生え、葉の下部の羽片がクサソテツほど小さくならない。また、胞子葉もクサソテツより小さい。