フモトシダ 麓羊歯

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Flora of Mikawa

コバノイシカグマ科  Dennstaedtiaceae フモトシダ属

中国名 边缘鳞盖蕨 bian yuan lin gai jue
学 名 Microlepia marginata (Panzer ex Houtt.) C.Chr.
フモトシダの葉裏
フモトシダの包膜
フモトシダの中軸
フモトシダの葉柄
フモトシダ
フモトシダ羽片
フモトシダの葉
高 さ 60~100㎝
生活型 常緑性
生育場所 山麓のやや乾いた林下
分 布 在来種  本州(東北以南)、四国、九州、沖縄、中国、台湾、インド、ネパール、スリランカ、ベトナム、インドネシア、パプアニューギニア
撮 影 西尾市     14.1.18
林下で普通に見られる。根茎は直径4~5㎜、赤褐色の毛が密生する。葉柄はわら色、硬く、長さ 50~70㎝、基部は根茎と同じ毛があり、毛の量は変化する。中軸や羽軸の腹面には黄褐色の短毛がある。葉の両面などにも毛があり、全体に毛が多い。葉身は厚めの紙質~草質、長さ約70㎝ 、幅25㎝以下の卵状披針形~披針形、単羽状葉、先が長く尖る。羽片は22~25対ほどつき、長さ5.5~8㎝の線状披針形、先が尖る。羽片の基部は耳状に張り出す。ソーラスは裂片の縁に寄ってつく。包膜はポケット状、長毛がある。
 ケブカフモトシダ form. yakusimensis は葉柄、中軸に毛が密生するもの。
 クジャクフモトシダはクジャクシダとイシカグマの雑種。フモトカグマに似るが、羽片の基部が沿着し、羽片が完全には独立しない。
 フモトカグマMicrolepia pseudo-strigosa は本州(千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県)、朝鮮、インドシナに分 布する。葉身が2回羽状複葉、羽片が独立する。羽軸の表面に密に毛がある。