ホウライシダ 蓬莱羊歯

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Flora of Mikawa

ホウライシダ科 Parkeriaceae ホウライシダ属

中国名 铁线蕨 tie xian jue
[英名] southern maiden hair , maiden hair fern, Venus's hair fern, Venus's maidenhair
学 名 Adiantum capillus-veneris L.
ホウライシダ小羽片
根茎は細く、短く匍匐し、褐色の鱗片が密生する。葉柄は長さ3~20㎝、赤褐色~黒褐色で光沢があり、基部には密に黄褐色、線状披針形の鱗片がつく。葉身は薄い草質、無毛、長さ6~25㎝、幅8~16㎝の卵状三角形、2回羽状複葉。羽片は3~5対つき、羽柄は長さ15㎜以下。中軸や羽軸は葉柄と同色、ややジグザグになる。小羽片は長さ12~20㎜、幅10~15㎜、扇形~平行四辺形状扇形、上辺が不規則に切れ込み、基部は直角に近いくさび形で、長さ1~2㎜の柄がある。
ホウライシダ
高 さ 20~40㎝
生活型 常緑性
生育場所 日当たりの良い道端
分 布 在来種 本州(千葉県以西)、四国、九州、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアの温帯~熱帯に広く分 布。(USDA(GRIN)ではアジアはトルコだけが自生としている。)
撮 影 東栄町  05.3.21
ソーラスのつかない小羽片は先が鈍頭、縁の歯は広三角状~微鋸歯。ソーラスのつく小羽片は先が切形~直線~わずかに凹み、縁は全縁~微鋸歯。ソーラスは上部の辺縁に3~10個つく。包膜は偽包膜、腎形~円腎形、黄緑色、時間が経つと褐色になる。。
 ハコネシダは小羽片が狭扇形で、ソーラスは上部の辺縁のくぼみに1個つく。