アオチャセンシダ 青茶筌羊歯

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Flora of Mikawa

チャセンシダ科 Aspleniaceae チャセンシダ属

中国名 欧亚铁角蕨 ou ya tie jiao jue
[英名] green spleenwort
学 名 Asplenium viride Huds.
Asplenium trichomanes-ramosum L.
Asplenium ramosum L.
アオチャセンシダの葉表
アオチャセンシダの葉裏
アオチャセンシダの胞子嚢群
アオチャセンシダ
高 さ 8~15㎝
生活型 夏緑性
生育場所 亜高山帯、高山帯の林下、岩陰
分 布 在来種  北海道、本州、四国、中国、台湾、インド、ネパール、パキスタン、アフガニスタン、ヨーロッパ、北アメリカ
撮 影 寸又峡     07.8.5
根茎は直立又は斜上し、短く、鱗片は黒色、狭三角形、しばしば基部に腺の付属体がある。葉状体は叢生する。葉柄は長さ2~6㎝、緑色、下部では赤褐色~栗色を帯び、暗褐色の狭い鱗片があるかほぼ無毛。中軸は緑色で、中軸の上面の両側に狭い翼があり浅い溝状になる。葉身は長さ6~15㎝、幅 1~1.3㎝、線状披針形、単羽状浅裂~中裂。羽片は14~20対、小さく、楕円形。胞子嚢群は羽片の中肋寄りに(2)4~8個つき、長さ1~1.5㎜の長い楕円形。包膜は緑白色。胞子は長さ30~33 μm。無性芽はつかない。2n=72
 チャセンシダは中軸が紫褐色~黒褐色。イヌチャセンシダは中軸の両側の翼のほか、裏面にも翼が1本つく。