オオカサゴケ 大傘蘚

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Flora of Mikawa

ハリガネゴケ科 Bryaceae カサゴケ属

中国名 暖地大叶藓 nuan di da ye xian
学 名 Rhodobryum giganteum (Schwagr.) Paris
オオカサゴケ
オオカサゴケ横2
オオカサゴケ茎
オオカサゴケ歯
オオカサゴケ
オオカサゴケ葉
オオカサゴケ葉身細胞
分 類 蘚類
高 さ 6~8㎝
生育場所 山地の林下
分 布 在来種  本州、四国、九州、沖縄、中国、ハワイ、南アフリカ、マダガスカル
撮 影 足助町   01.10.20
傘を広げたような形をしている。金粉をまぶしたように輝いていた。日本を代表する最も美しい苔の一つといわれている。通常は濃緑色である。長い地下茎があり、長さ6~8㎝の直立茎を地上に出す。直立茎には赤紫色の鱗片状の葉がつき、茎頂に濃緑色の葉を傘のようにつける。傘の葉は長さ1.5~2㎝、葉先は鋭頭。葉縁の上部には対になった鋭い歯(双生)がある。中肋は葉先付近で終わる。葉身細胞は長さ100(70)~120μmの六角形、厚壁。胞子は直径10~15μm。n=10,11
 カサゴケは小形で、葉が長さ約1㎝、日本海側の山地に稀に見られる非常に珍しい苔である。カサゴケモドキはやや小形で、葉が長さ約1㎝、葉先が広く尖り、歯が単生、葉身細胞が30~50μmと小形。