ノミハニワゴケ 蚤埴輪蘚
Flora of Mikawa
シノブゴケ科 Thuidiaceae コバノキヌゴケ属
中国名 | 狭叶小羽藓 xia-ye xiao-yu xian |
英 名] | bryohaplocladium moss |
学 名 | Haplocladium angustifolium (Hampe et Mull. Hal.) Broth. Bryohaplocladium angustifolium (Hampe et Mull.Hal.) R.Watan. et Z.Iwats. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 0.5~1㎝ |
生育場所 | 低地の日当たりの良い地上、石垣、コンクリート、腐木上 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、ロシア、インド、パキスタン、ベトナム、ミャンマー、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ |
撮 影 | 幸田町 05.2.20 |
植物体は小形~中形、緑色~黄緑色~古くなると褐色、織り交ぜたパッチをつくる。茎は長さ10㎜以下で、這い、不規則に羽状に分枝し、枝は長さ約5㎜。茎に舌状の毛葉を散生し、枝にも稀につく。中心束はある。茎葉は長さ1.5~2㎜、基部は卵形~広卵形針、先が披針形に細長く伸び、中肋は葉先から突出する。葉縁は外曲~平坦で、細歯がある。葉中部の葉身細胞は幅5~25µmの方形~扁菱形、厚壁、背面上端に1個の小さいパピラがある。先部の細胞は幅が狭く、平滑。枝葉は基部が卵形~狭卵形で、先が短い又は長い披針形。雌雄同株(China
Moss:雌雄異株)。蒴柄は長さ2~3(China Moss: 3~4)㎝、橙赤色、上部は初めは黄色 。蒴は傾き、横向きにつく。蒴帽は僧帽形。蒴歯は2列、完全(ハイゴケ形)。n=10
コメバキヌゴケはよく似ていて判別が難しい。コメバキヌゴケの葉身細胞はパピラが中央にある。
コメバキヌゴケはよく似ていて判別が難しい。コメバキヌゴケの葉身細胞はパピラが中央にある。