フルノコゴケ 古鋸苔

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Flora of Mikawa

クサリゴケ科 Lejeuneaceae フルノコゴケ属

中国名 南亚瓦鳞苔 nan ya wa lin tai
学 名 Trocholejeunea sandvicensis (Gottsche) Mizut.
フルノコゴケの蒴
フルノコゴケの花被
フルノコゴケの花
フルノコゴケの腹片の歯
フルノコゴケの葉と複葉
フルノコゴケの腹葉
フルノコゴケ
フルノコゴケ葉
フルノコゴケ葉身細胞
フルノコゴケ弾糸
分 類 苔類
高 さ 1~2㎝(長さ)
生育場所 低地の樹幹、岩上
分 布 在来種  本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、インド、ネパール、ブータン、ベトナム、ハワイ
撮 影 幸田町大草(樹幹) 14.2.15
     (花被) 10.10.2
長さは1~2㎝、淡緑色~黄緑色で、不規則に分枝する。乾いているときは艶があり、フカフカ柔らかい。湿ると背片が立ちのこぎりの歯のようになる。新芽は側面からの分枝(ヤスデゴケ型)により、1~2本つける。背片は長さ1.0~1.3㎜の卵形~円形、円頭、全縁。腹片は背片の長さの1/2~1/3の半円形、上半分の縁に1~2細胞のやや不明瞭な低い歯が3~5個ある。腹葉は葉長の2/3~1/2程度と大きく、円形、全縁。葉身細胞は長さ20~60µm、厚壁、トリゴンが大きい。油体は1細胞に30~35個。雌雄同株。花被は茎頂につき10稜がある。雌苞葉は全縁。雄苞葉は茎の中部につく。無性芽はつけない。n=9,18
 ヒメミノリゴケは背片が長さ0.3~0.6㎜と小さい。腹片は切頭、明瞭な2歯がある。