アツバチョウチンゴケ 厚葉提灯蘚

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Flora of Mikawa

チョウチンゴケ科 Miniaceae ツルチョウチンゴケ属

中国名 大叶匐灯藓 da ye fu deng xian
学 名 Plagiomnium succulentum (Mitt.) T.J.Kop.
アツバチョウチンゴケの葉
アツバチョウチンゴケの葉先拡大
アツバチョウチンゴケの葉縁拡大
アツバチョウチンゴケの葉身細胞
アツバチョウチンゴケ
アツバチョウチンゴケ葉
アツバチョウチンゴケ葉
分 類 蘚類
高 さ 2~5㎝(長さ)
生育場所 渓流沿いの湿った岩上
分 布 在来種  日本全土、朝鮮、中国、インド、ブータン、ネパール、ミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン
撮 影 新城市   10.5.3
大形で強健、鮮緑色~褐色を帯びた緑色。主茎と蒴をつけない枝は匍匐し、長さ約4㎝、葉や仮根をつける。蒴をつける枝は直立し、高さ約1.5㎝。葉は長さ5~10㎜、惰円形、微凸頭、中肋は葉の先まで届く。葉縁の舷は2~3列の矩形の細胞からなり、不明瞭。葉縁の歯は1~3細胞からなり、明瞭で、全周にある。葉身細胞は大形、長さ90~130μmの六角形。細胞壁は薄い。雌雄異株。蒴はほとんどつかない。n=6,7
 類似のオオバチョウチンゴケは葉の舷が4~6細胞列と厚い。また、葉身細胞も長さ85μm以下と小さい。