きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 モリノフジイロタケ  森藤色茸
学  名 Cortinarius nemorensis (Fr.) J.E. Lange
Cortinarius variicolor var. nemorensis Fr.    [Basionym]
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ亜綱 ハラタケ目(Agaricales)
科  属 フウセンタケ科   Cortinariaceae  フウセンタケ属
 傘は直径6~10(12)㎝、半球形~饅頭形~中高扁平、後に縁が反転し、湿時粘性、表面に褐色の繊維状鱗片が密生し、中央が褐色~暗褐色、周辺は淡色でフジ色を帯び、成熟するにつれフジ色は退色し、褐色に近くなる。柄は長さ6~11㎝、幅1~1.5㎝、上下同径~基部が肥大し、中実~髄状、上部にクモの巣状のつばがあり、表面は淡フジ色、褐色の繊維状、基部は白色綿毛状。ひだは密につき、湾生~上生、幅5~12㎜、初めフジ色、後に銹褐色。肉は厚く、表皮下部やひだとの境は濃青紫色、他は白色、無味、かすかな菌臭。胞子は長さ10~12µm、幅5.5~6.5µmのアーモンド形~紡錘形、表面は小疣状。
 夏に低山に発生し、傘径8~10㎝以上あり、傘やひだが紫色を帯びる類似種は以下のとおり。
 フウセンタケモドキ Cortinarius pseudopurpurascens Hongo 傘径4~8㎝、ひだはやや密、淡青紫色~ニッケイ色。
 オオフジイロタケ Cortinarius sp.傘径 8~15㎝ ひだはやや疎、青紫色~鉄銹色。傘がびんの王冠形。
 ムラサキシメジモドキ類似種 Cortinarius sp. 傘径5~8㎝、ひだはやや疎、暗青紫色~鉄銹色。全体に青色が強い。
モリノフジイロタケ
モリノフジイロタケ傘
モリノフジイロタケ柄2
発生時期 夏~秋
大 き さ 中型 直径6~10㎝
栄養摂取 菌根菌
発生場所 ブナ科広葉樹林内の地上
分  布 日本、ヨーロッパ
食  毒 可食
撮  影 蒲郡市 15.7.25
モリノフジイロタケ幼菌
モリノフジイロタケ柄
モリノフジイロタケひだ
モリノフジイロタケ傘2
モリノフジイロタケひだ2
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