ヤマモモ科  Myricaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-バラ類(Rosid)--マメ類(Fabids)-窒素固定クレード(nitrogen‑fixing clade)-ブナ目(Fagales)
【ヤマモモ科の属】
Canacomyrica、[Cerothamnus=Myrica]、Comptonia、[Gale]、Myrica(Morella)
 ヤマモモ属はMorella、Myricaの2説あったが、Myricaに統一された。ヤチヤナギ属(Gale)はヤマモモ属に含まれる。
分布 熱帯中心に3属約50種が分布し、日本にはヤマモモ属(ヤチヤナギ属)が自生する。
特徴 高木又は低木。常緑又は落葉。雌雄同株又は雌雄異株、芳香があり、しばしば樹脂をもち、楯状の腺がある。葉は互生、単葉、羽状脈、全縁~不規則な鋸歯縁、まれに羽状中裂。托葉は無又はまれに有。花は穂状花序につき、普通単生、風媒花、花被は無い。雄花は各々の苞腋に単生し、小苞は2~4個又は無い。雄しべは2~20個、しばしば、苞の基部の花托の上に4~8個つく。花糸は短く、分離又は基部でわずかに統合する。葯は直立、2葯室、外向き、縦に裂開。雌花は1又は2~4個、苞腋につき、普通、小苞が2~4個ある。雌しべ群は2心皮、複合又は1室の子房に統合する。花柱は分離又は基部だけで統合する。胚珠は1個、底着、直立、直生胚珠。果実は核果状又はまれに小堅果、しばしば、ワックスで被われ、乳頭状の頭状になる。種子はほとんど胚乳が無く、胚は直線状。子葉は肉質、平凸形。
栽培 ヤマモモが庭木としてよく植えられ、果実としても栽培されている。
ヤマモモ属 ヤマモモ Myrica rubra Siebold et Zucc.