ヤマモガシ科  Proteaceae

分類 被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-ヤマモガシ目(Proteales)
分布 南半球に多く、約80属、約1700種が知られ、日本にはヤマモガシ1種が自生する。
特徴 高木、低木、一部は草本。托葉は無い。葉は互生まれに対生又は輪生、単葉又は様々に分裂する。花序は腋生、枝生花、茎生花又は頂生、対に又は1花で側生、ときに総状花序、穂状花序、円錐花序、頭状花序。苞は普通小さいか又は欠き、ときに花後大きくなり、木質になる。花の苞は普通、小さいか又は欠く。花は両性まれに単性、雌雄異株、放射相称又は左右相称。花被片は(3)4(5)個、敷石状、普通、蕾では筒状。拡大部は短く、花時に様々に切れ込む。雄しべは4個、花被片に対生する。花糸は普通、花被につき、分離しない。葯は底着、普通2室、縦に裂開し、結合部はしばしば長くなる。子房下の腺は4(又は1~3又は0)個、分離又は様々に合着する。子房は上位、1室、無柄又は有柄。胚珠は1又は2(それ以上)、下垂、側生、又は基底、まれに類頂端につく。花柱は頂生、1個、しばしば先が棍棒形。柱頭は頂生又は側生、ほとんど小さい。果実は袋果、痩果、核果、核果状。種子は1または2個(又は少数~多数)、ときに翼があり、胚乳は無い又は痕跡。胚は普通、直線状。子葉は薄いか又は厚く、肉質。幼根は短く、下位。
栽培 マカダミア(マカダミアナッツ)が食用に栽培され、バンクシア、グレビレアなどが観賞用に栽培されている。
イソポゴン属 イソポゴン・フォルモサス Isopogon formosus R.Br.
グレビレア属 グレビレア Grevillea sp.
グレビレア・ガウディーチャウディー Grevillea × gaudichaudii R.Br. ex Gaudich
グレビレア・ジョンエバンス Grevillea 'John Evans'
グレビレア・ブロンズランバー Grevillea 'Bronze Rambler'
グレビレア・ムーンライト Grevillea 'Moonlight'
ハゴロモノキ Grevillea robusta A.Cunn. ex R.Br.
セルリア属 セルリア・カルメン Serruria 'Calmen'
バンクシア属 バンクシア・インテグリフォリア Banksia integrifolia L.f.
バンクシア・スピヌローサ Banksia spinulosa Sm.
バンクシア・セラータ Banksia serrata L.f.
ヤマモガシ属 ヤマモガシ Helicia cochinchinensis Lour.
レウコスペルムム属 レウコスペルムム・リネアーレ Leucospermum lineare R.Br