シバナ科 Juncaginaceae

分類 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -オモダカ目(Alismatales)
【シバナ科の属】
Cycnogeton、Maundia(Maundiaceae科とすることもある)、Tetroncium、シバナ属(Triglochin) [Tristemon ]
分布 ホロムイソウ科から分離された科で、世界に3(4)属約35種が分布している。日本にはシバナ(塩葉菜)が自生する。
特徴 草本。淡水又は塩水中に生える。花茎があり、短い垂直の根茎がある。葉はほとんど根生、互生、直立、線形、基部に葉鞘があり、全縁。花は雌雄両全性(hermaphroditic)又は単性で雌雄異株又は雌雄混株。花は小さく、無苞葉、花序柄のある穂状花序又は総状花序につく。花被片は2~6(~8)個、2列につき、萼片状。雄しべは3、4又は6個、しばしば花被片の基部につく。葯はほぼ無柄、2葯室、外向き、縦の隙間から裂開する。心皮は3、4又は6個、分離又は部分的に合着し、各々、1胚珠をもつ。花柱は短く又は柱頭は無柄。果実は離生心皮又は合成心皮(集合果)。小果は成熟すると分離する。種子は胚乳が無い。胚は直線状。
栽培 シバナは食用にされ、観賞用にも栽培されている。
シバナ属 シバナ Triglochin maritimum L.